互いの立ち位置 ページ49
「………おっ…」
驚いた表情で落とされた自分の腕を見やる男。
「おいおいおい！！
なんつーおっさんだ！！」
バックステップで距離を取ろうとするが、すかさず距離を詰める大総統。
一瞬で懐に入り込み、続け様に三撃。
男はなす術もなく壁に打ち付けられ、さらに蹴りによって背後の壁もろとも吹き飛ぶ。
『…あれは…』
並の人間なら息絶えるような攻撃を受けてなお、男は生きている。
頭を貫かれても死なない。
その特異な身体を見たAは、彼こそが探していた人物だと確信する。
『…まぁでもあちらは大総統に任せて、』
一世紀前に出ていったという、ウロボロスの刺青を持つ“強欲のグリード”。
錬金術が使えるだけの自分では援護も出来ないとふんだAは、後ろから近づいてきた足音に振り返る。
『私はこちらを担当しましょうか』
その目線の先には、先程上で大総統に切られた男2人。
どうやらアルフォンスの手枷足枷を外してくれたようだが、大総統の命令は“対象以外の殲滅”。例外は無い。
『…暗いところは、見えづらいんですよねぇ…』
己と彼等の立場は、一歩間違えば逆だったかもしれない。
それでも、彼女はただ命令を遂行した。
…例外は、無いのだ。
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Sayura(プロフ) - Mexxさん» ありがとうございます♪ コメ気付いて無くてすみません！ のんびり更新していこうと思ってます(^ ^) (2020年10月19日 1時) (
レス) id: f162ec641b (このIDを非表示/違反報告)
Mexx(プロフ) - とてもおもしろくて続編楽しみにしてます☆ (2020年9月25日 13時) (レス) id: f152af4b03 (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - すいません； (2018年9月4日 9時) (レス) id: e772f145ae (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - 森田菜々子さん» すぐにはできないかと思います。出来るだけ早くがいいなら他の方に依頼するのをお勧めいたします。 (2018年9月4日 7時) (レス) id: b8b6fd2862 (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - どれ位で出来るんですか？ (2018年9月3日 21時) (レス) id: e772f145ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sayura | 作成日時：2018年4月4日 13時
