第三十九話 ページ41
福沢夫妻がポートマフィア本部から出ると、森は樋口を呼び出した。
「____首領。樋口です。這入ります」
声がすると、扉が開かれて樋口が首領室に這入ってきた。
樋「それで首領、御用件は何でしょう?」
森「伝言を頼みたい」
樋「伝言、ですか」
森の詞に、樋口は顔を引き締めた。
森「此の紙に書かれている詞を其の侭伝えるだけで良い」
森は懐から一通の便箋らしき物を取り出し、樋口に渡した。
樋「太宰………武装探偵社の、ですか?」
森はうっすらと笑みを浮かべた。
森「太宰君は此処の元最年少幹部だ。
一度彼の経歴を見ると良い。
護衛には太宰君と面識のある銀君を連れて行きなさい」
樋「銀ですか」
森「不服かね?」
腑に落ちない表情の樋口に、森は少し冷たい声で云った。
樋「い、いえ」
森「それでは宜しく頼むよ」
樋「それでは失礼します」
樋口が去り、一人になった森は部屋でポツンと呟いた。
森「太宰君は何と反応するかなぁ………」
何時の間にか姿を現したエリスは、森の顔を見ながら「どうせ呼んでも来ないでしょ」と云った。
森「私的には来てくれた方が嬉しいんだけどねぇ」
エ「またチュウヤとの喧嘩を観るの?」
「それも面白そうだね」と森は笑った。
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アミ(プロフ) - 二十一話の最後、吹きました…まさかですよ (2017年8月26日 21時) (レス) id: 414d8a5104 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 ?^?ω?^?(プロフ) - 何回読んでもすごく面白いです! (2017年8月7日 23時) (レス) id: a4b4b6f943 (このIDを非表示/違反報告)
loveΣ(プロフ) - 有り難う御座います!出来るだけ早めに更新しますが、色々都合上ほぼ休日に更新すると思います。暫しお待ち下さい! (2017年4月25日 18時) (レス) id: d9249ee997 (このIDを非表示/違反報告)
ファーストMe - めちゃくちゃ面白かったです!続き待ってます!(*^▽^*) (2017年4月25日 8時) (レス) id: d48a818a0f (このIDを非表示/違反報告)
loveΣ(プロフ) - 黒猫 ?^?ω?^?さん» 有り難う御座います!更新スピード上げれたら上げますね(*~~▽~~*)ゝ (2017年4月24日 7時) (レス) id: d9249ee997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:loveΣ | 作成日時:2017年3月27日 17時