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第二十三話 ページ25

貴「巫座戲ないで!」









森「おっと、話は最後迄聞いて貰おうかな。









私が今云った条件二つを呑むと云うならば、
白華ちゃんは探偵社に返し、ポートマフィアは
今後一切の探偵社への攻撃を無くす事を約束しよう。









流石に、彼方が攻撃してきたならば反撃するけどね?」









Aは暫く迷っていたが、やがて
決意したように顔を引き締めて云った。









貴「………………判りました。









ポートマフィアに這入り、貴方と……………恋仲になります。









約束は守って下さいね、森医師」









森「私の事は鴎外と呼びなさい」









貴「………はい。鴎外」









Aが絞り出すようにして云うと、森は満足そうに微笑んだ。









森「それでは中原君、白華ちゃんを探偵社迄お送りしなさい」









貴「…………入り口迄送っていっても宜しいでしょうか」









森「そうだね、良いよ。









もう二度と会えないかもしれないのだからね」









森が合図をすると白華は放され、
一目散にAの処へと駆けて来た。









白「母さん!ねぇ、母さんも帰るんだよね!?」









白華の言葉にAは何も云わず、そっと白華を抱き締めた。









貴「………………母さんは、

父さんも、

白華も、

乱歩も、

治君も、

独歩も、

敦君も、

賢治君も、

潤君も、

ナオミちゃんも、

晶ちゃんも、

他の皆も大好きだから。









此れだけは、ずっと覚えておいて。









若し、二度と会えなかったとしても
母さんは皆の事、忘れないから」









Aは白華に云い聞かせるようにして云うと、
白華を抱き抱えた。









そして中原と共に歩き、白華を抱き抱えた侭入り口へ辿り着いた。









貴「中也君、ペンと紙、あるかしら?」









中「…嗚呼、此れで良いか?」









貴「ええ、有り難う」









中原は懐からペンと紙を取りだし、
白華を下ろしたAに渡した。









Aは受け取ると言葉を短く書いて紙を畳み、
中原に渡して何か云った。









中「…………社長に此れを渡して伝えりゃ良いンだな?」









貴「ええ、御願い」









中「…………判った。任せてくれ」









厭がる白華を車に押し込め、中原は運転席に乗り込み
車を急発進させた。









まるで、白華とAの関係を断ち切るかのように__________。

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アミ(プロフ) - 二十一話の最後、吹きました…まさかですよ (2017年8月26日 21時) (レス) id: 414d8a5104 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 ?^?ω?^?(プロフ) - 何回読んでもすごく面白いです! (2017年8月7日 23時) (レス) id: a4b4b6f943 (このIDを非表示/違反報告)
loveΣ(プロフ) - 有り難う御座います!出来るだけ早めに更新しますが、色々都合上ほぼ休日に更新すると思います。暫しお待ち下さい! (2017年4月25日 18時) (レス) id: d9249ee997 (このIDを非表示/違反報告)
ファーストMe - めちゃくちゃ面白かったです!続き待ってます!(*^▽^*) (2017年4月25日 8時) (レス) id: d48a818a0f (このIDを非表示/違反報告)
loveΣ(プロフ) - 黒猫 ?^?ω?^?さん» 有り難う御座います!更新スピード上げれたら上げますね(*~~▽~~*)ゝ (2017年4月24日 7時) (レス) id: d9249ee997 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:loveΣ | 作成日時:2017年3月27日 17時

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