38話 ページ39
「ホンゴウ連れてきたよ」
「おーいい子だぞ。ウタ」
「じゃあ！さっき見つけた洋服屋行こ！」
「いや、待てウタ俺は……」
「いいぞいってこい。」
ホンゴウに言われるがままウタのわがままに振り回されるままシャンクスは港の方へと向かった
「さて、お嬢さん。君がボロボロなのは誰かに殴られたりしたって言うのが医者としての見解だ。そして、君のような人たちを俺はここに来るまで何人も見た。生きてるような目をしていない人たちをな」
「え？」
「君はどこかから逃げてきたのか？」
「何を言ってるの？」
「怖がらせたくねぇから少しでも自分の口でと思ったが、どう転がしても無理だよな。悪かった。君は、先日のマリージョアから逃げてきた子か？」
マリージョア
あそこで起こった日々の悪夢
死んでも戻りたくないところ
「ひっ…あっ……ぁ……」
「落ち着け、深呼吸しろ……重症だな……。ってことは烙印押されてるってことか……うちの船じゃ、小さい傷は直せるが、デカすぎると、一生消えることはねぇからな……だが安心しろ。俺は医者だ。他人に喋るつもりは微塵もねぇよ。とりあえず船に来てくれ。そこに行けば治療ができる。精神を安定させる薬もある。来てくれねぇか？」
Aは動けず固まってしまう
Aを抱き上げ港へと向かった
「安心しろ。治療以外何もしねぇ。行きたいところが見つかるまで俺らが匿ってやる。」
「なんでそこまで？」
「俺らははぐれ者の集まりだからよ。お前みたいな境遇の仲間もいる。だから気を許せとは言わないが、俺らのことを少しだけ信用してくれねぇか？」
船につき
医務室に通させた
バスタオルを渡され、上着を脱ぐように言われた
「胸だけは隠しとけ。見られるの嫌だろ？腕にやたらと火傷のあとあるな。あとは、さっきちらっと見えた腹とか……」
「私は………アイツらの玩具で火を押し付けられて……泣かないで耐えて笑ってなければならなかった」
おぞましい言葉が少女から発せられた
「お前……泣かないで耐えたのか？」
こくっと頷く
「よく耐えた。だからお前は今生きてる……。わかった。俺が今度は助ける。治療は長くなるが、頑張ってくれ。さっき話しかけた赤髪が俺らの船長だ。きっと、船に乗る許可はくれるはずだ」
「でも」
「気にするな。とりあえず、消毒してから軟膏塗ってそれから……包帯はまくからな」
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ヲタクちゃん(プロフ) - ベックマンの落ち小説嬉しいです！！これからも応援してます✨ (2022年8月30日 6時) (
レス) @page47 id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
神威の子(プロフ) - オプチャのゆらちさん» ありがとうございます。ノロノロで書いておりますが楽しんで貰えたら幸いです (2022年8月20日 21時) (レス) id: 7b227ca8bc (このIDを非表示/違反報告)
オプチャのゆらち(プロフ) - ベンさん落ち小説を書いていただきまじでありがとうございました。そんなにベックマンの小説ないのでがちで感謝します！！！！更新頑張ってください！！！！ (2022年8月15日 21時) (レス) @page1 id: 9ed78185c7 (このIDを非表示/違反報告)
神威の子(プロフ) - 竜胆さん» ありがとうございます。🐢並の更新なので気長にお楽しみください (2022年8月14日 19時) (レス) id: 7b227ca8bc (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - 初コメ失礼します！！！ベンさん落ちの小説…探しておりました！ベンさんかっこいいですよね！ (2022年8月14日 14時) (レス) @page5 id: 32faf97f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神威の子 | 作成日時：2022年8月13日 22時
