あと１ｃｍの恋 (ページ36)

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35_単調なLies ページ36

Side:Tatsuya

なんか最近調子が悪い。

バスケのシュートは全然入んないし、授業も全くやる気にならない。

まぁ、いつも聞いてないけど。(笑)

結局なんだかんだいって部活をやり過ごし、いつも通りの時間の電車に揺られ家にたどり着き、いつも通りご飯を食べ、歯磨きを済ませて宿d、、、はいつもやってないからやらないけど。(笑)

ただ、、ここへきて違和感に気づいた。

そっか。いつもならここでAからのLINEが来るんだ。

あれだけ心配だから連絡しろよって言ったのに、全く連絡してこないじゃん。

バケモノ元気にやってる?
バケモノ連絡ないからちょっと心配なんだけど。

、、、、、、、、、

全然返信来ねぇじゃん。

♪♪♪
軽快な通知音に思わずスマホを見ると、

Aごめん笑
A楽しくて全然ケータイ見てなかった!
Aふっかこそ元気にやってるの?

なんだこれ。返信きただけでこんな嬉しいもんなの！？

バケモノ俺がうまくやってないことなんてあった?わら
Aいや、うちがいなくて寂しがってるんじゃないかなぁって笑

寂しい、、、、、俺寂しいのか、、、？

バケモノ寂しいよ。
バケモノAがいなくて寂しい。

ハッとした時にはもう送っちゃってた。

紫「うわ。俺やべーやつみたいになってることない！？」

既読もついちゃってるし、、、あぁ、もう知らない！

と手に持っていいたスマホをベットに放り投げたその時。

かなり大きめの着信音が俺の部屋に響き渡った。

紫「うおっ！！！」

こんな時間に電話？誰だよ。

K「もしもし深澤くん？」

ん？誰だ？

『ちょっとカリナ！！なんで電話したの！？』

奥でAの声が聞こえる。そうか、さっきの声はAの友達のカリナちゃんだ。

確か蓮の好きな人だったような。

紫「ん？A～？げんきぃ？」

『、、、元気だよ！急に寂しいとか送られてきて、びっくりしたんだから(笑)』

あ、、、そうじゃん。俺まだやばいやつのまんまだったわ。

紫「いや、それは、、、ほら好きな人できたって言ったろ！？その子への予行練習的な？どう？ドキドキした？」

『、、、、』

ん？急に電話の向こうが静かになったけど、、、なんかあったのか？

紫「もしもし？Aどうした？なんも聞こえないんだけど？(笑)」