あと１ｃｍの恋 (ページ34)

今日:23 hit、昨日:1 hit、合計:69,024 hit

33_駆け巡るアドレナリンページ34

Side:Koji

正直、お風呂に入っとるAが一枚の壁越しにいるって考えただけでいろいろとヤバかった(笑)

いや、一応俺は健全な男子高校生なわけで、、、こうなるのもおかしないよな？

あの後しばらく壁越しにたくまくんが話しかけててんけど、ガン無視されとった(笑)

俺らはというと、Aとカリナさんやったらどっちの体が好みかっていうなんとも健全な会話をかなり大声でしてた。聞かれてないとええけど(笑)

意外にも樹くんと”縄を持つとSになるらしい”こーちが女子の体について語っててむちゃびっくりした。

いや、、、そんなハレンチなことは言うとらんよ？

胸は大きすぎない方が好きとか、、、な？

お風呂から上がるとAたちがアイスを食べとって。

甘いもんにテンションが上がった照にいが

黄「え！A何食べてんの？」

『チョコアイスだけど、、、食べる？』

って会話をして、、、俺はまだ、Aのなんでもあらへんのに”嫌や”ってはっきり思って、あぁこれが恋なんやなぁって思った。

照にいは俺がAのことを好きなん知っててん。

ビリケンさん触ってるときにAのこと好きでしょ？って聞かれてもうた。

なんでしょんなテンション高いねんってくらいニヒニヒしながらやで？

なのに、、、なんでちゃっかり一口もらおうとしてんねん！

黄「いいの！？一口、、、あ、いや、やっぱ自分で買うわ。」

俺からのただならぬ気配を感じたんやろな。自分で買いに行ったわ。

後で謝らなあかんな。

阿部ちゃんとカリナはホンマに付き合ってないの？ってくらい仲良くて。実際にはホンマに付き合ってないらしいねんけどな。

俺もAとこんな感じになりたいな。

橙「A、、、アイス一口くれへん？」

『いいよ。はいあーん』

は？この子誰にでもこんなことするん？？いくら何でもあかんやろ。

可愛いけども。これは反則やろ。スプーン持ってあーんって、、、

いやいや。アイス一口食べるだけで何ビビっとんねん俺は。

パクッてするだけや。スプーン一個しかあらへんし。阿部ちゃんもやってたし。

パクッ

橙「う、うまいなこのアイス。お風呂上りやから最高やな！」

『でしょ？いつもは太っちゃうからやらないけど、今日は特別だからね！』

ニコって笑った顔、ちょっと乾ききってない髪、アイス我慢せんでええくらい華奢な腕。

全身に麻酔かけられたように動かなくなった。

橙「、、、、好き。」