19_都合のいい理想像 ページ20
Side:You
カリナに相談したら最初はちゃんと聞いてたのに、途中からふっかへの愚痴大会が始まってしまった。
K「んで?なんでその深澤ってやつはウチのかわいいAのことを好きにならないわけ?」
『そんなのわかんないよ。私に魅力がないのかもね、、、』
K「そんなわけないでしょ!?ほっそいのに胸も大きいしスタイル抜群じゃん。」
『そういう魅力のことを言ったわけじゃないんだけど(笑)そもそも女として見られてないと思うんだよね。実際私のことは”可愛い妹”って公言してるしさ、、、』
K「妹ねぇ、、、もういっそのことこれを機に他の男子にも目を向けてみれば?」
『何年ふっかだけを好きだと思ってるの(笑)今更他の人って言われても、、、』
K「康二とかは?最近名前呼びになったことだし。」
『こーじはとってもいい人だし、好きだよ?でもそれはあくまで友達としてだし。こーじも好きな人がいるかもしれないのに勝手に私が利用するなんておこがましいよ、、』
橙「俺がどうかした?」
K「ちょうど康二について話してたの。康二の恋バナ聞きたいねって。」
『そ、そうなの!』
橙「そうなん?俺の話なんて聞いてもおもろくないで?」
『こーじは好きな人いるの?』
私が聞いた途端黙ってしまったこーじ。何かまずいこと聞いちゃったかな、、、?
『あの、、別に話したくないなら話さなくてm』
橙「おるよ。好きな人、おる。」
その横顔は見たことないくらい寂し気で、消えちゃいそうで。私にできることがあるなら協力してあげたいって心から思った。
『そうなんだ!どんな子?私知ってる?もしよかったら協力するよ!!こーじなら絶対うまくいくとおm、、、、こーじ?」
橙「知ってる子やし、協力してもらいたいとこやねんけど、、ちょっとAには無理やと思うわ。あとA、世の中には”絶対”はないんやで?覚えとき?」
あれ、、この感じ、、、どこかでこの儚さを見た記憶がある。
どこで見たんだっけ、、、
橙「いつかは告白しようと思っとる。そん時になったら嫌でもわかるわ(笑)」
『告白、、、すごいなぁ、こーじは。私なんて気持ちを伝える勇気なんてこれっぽちも持てなかったよ。』
橙「なぁ、Aの好きな人ってふっかさんやろ。」
『、、、そうだよ。』
康二にバレるなんてよっぽどわかりやすいのかも。気をつけなきゃ。、、、てそんな必要ないんだった。私失恋してるんだった、、、
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めめらぶ(プロフ) - 感想、リクエスト等あればどーぞ! (2020年11月20日 0時) (レス) id: 2af8c44a58 (このIDを非表示/違反報告)
めめらぶ(プロフ) - 雪の王子様さん» ありがとうございます!これからもよろしくおねぎぃします! (2020年8月27日 15時) (レス) id: 2af8c44a58 (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - この話好きです^^ (2020年8月12日 18時) (レス) id: ed717fdd1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meguro_________ren | 作成日時:2020年6月2日 17時