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18_心を開放して ページ19

Side:Shota



ふっかを止められなかった。

結局、ふっかはAに”好きな人ができた”って伝えたみたいだし。

次の日会ったAは見るからに目が腫れていて。


『私、少し浮かれてたのかもしれないです。ふっか今まで彼女なんて作ったことなかったし、このまま私がそばにいれば最終的には私を好きになってくれるんじゃないかって。でも、そんなのは私の甘えで。関係が壊れるのが怖くて逃げてただけなんですけどね。』


昨日1人で泣いていたのかと思うと胸が苦しい。


『この恋が叶うはずなんてないって覚悟できてたつもりなんですけどね』


青「無理やり笑うな。泣きたいときは泣け。俺がいるから。」


俺ならこんな思いさせないのにな、、、って。


何だこの気持ち。違うよな、泣いてるA見て動揺してるだけ。


『ありがとうございます。ふっかが幸せになれるように頑張らなきゃですね。もしまた泣きそうになったら翔太くんのところに来てもいいですか?』


青「胸くらいいつでも貸してやる(笑)だから、、、無理だけはすんなよ。」


また無理して笑ってる。俺はこいつの思いっきり笑ってる顔が好きなのに。


心のどこかでその笑顔を俺だけに見せてほしいって思ってる自分がいる。


自分のことなのに自分じゃないみたいで、気持ちがモヤモヤする。


佐久間の場合困ったら”Hey Abe!”らしいけど、俺の場合は困ったら、、、







青「涼太ぁ〜」


赤「そろそろ気持ちに気づくころかなとは思ってたけど、早かったね(笑)」


青「やっぱ涼太にはなんでもお見通しってことか。」


赤「当たり前。何年翔太の幼馴染やってると思ってんの。」


青「どうするかなぁ。Aを困らせたくはないんだよな。言わない方がAのためになるのか。涼太はどうしたらいいと思う?」


赤「、、、、」


なぜか隣でずっと黙ってる涼太。


青「聞いてる?涼太。」


赤「聞いてるよ、ただ、、、翔太も心から大事にしたい存在ができたんだと思うと嬉しいわ。」


青「なんだそれ。Aはなんか今までの女とは違う気がするんだよな。」


赤「俺はどんなことがあっても翔太の味方だし、翔太にはせっかく自分で見つけた恋を全力で楽しんでもらいたいと思ってるよ。ただ、、、、、俺の言いたいことはわかるよね、翔太。」


青「わかってるよ、女の子は傷つけちゃダメ。涼太はブレねぇな(笑)」


赤「今はAちゃんに寄り添ってあげることが最優先な気がするよ。」

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めめらぶ(プロフ) - 感想、リクエスト等あればどーぞ! (2020年11月20日 0時) (レス) id: 2af8c44a58 (このIDを非表示/違反報告)
めめらぶ(プロフ) - 雪の王子様さん» ありがとうございます!これからもよろしくおねぎぃします! (2020年8月27日 15時) (レス) id: 2af8c44a58 (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - この話好きです^^ (2020年8月12日 18時) (レス) id: ed717fdd1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:meguro_________ren | 作成日時:2020年6月2日 17時

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