あと１ｃｍの恋 (ページ13)

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12_本気な自分をさらけ出せページ13

Side:You

？「こんなとこで集まってなにしてんだ。練習始まるぞ？」

黒「あ、ニキ。こんちわーす。」

黄「ニキってやめろって言ったじゃん(笑)で、この人誰？」

橙「は、初めましてっ！向井康二って言います。つい最近ここの高校に転校してきました。バスケ部に入りたいんですけど、、、」

『向井くん、すごい敬語使ってるけど、照くんは同い年だよ？(笑)』

橙「へ？同い年？なんやぁー先輩かと思ってえらい気使ってもうたやん！」

黄「関西弁ってことは大阪かどっかから転校してきたの？」

橙「せやで！大阪にある、浪花近関高校っちゅうとこから転校してきたんや！」

黄「浪花近関高校、、？もしかして、、、シゲ知ってる？重岡大毅。」

橙「知ってるで！知り合いなん？」

黄「知り合いっていうか、、俺の従兄なんだよね。こんな偶然あるんだ！」

周りの人間の心配を他所にすっかり意気投合した二人は、この短時間で、近々そのシゲ？っていう人に会いに行く約束まで立て、こーじ、てるにぃって呼び合うほど仲良くなってた。

なんで向井くんが弟みたいになってるかは謎だけど(笑)

これにはふっかや蓮も驚いたみたいで、まじか、あいつ懐に入るのうますぎない？って口々につぶやいてた(笑)

橙「でな、照にぃ。バスケ部に入りたいんやけど、俺カメラも好きやねん。兼部って難しいことなん？」

黄「カメラ好きなの？俺も好きなんだよね。ただ俺にはどっちもは無理だと思ったんだよね。阿部みたいに頭がいいわけじゃないからさ、どっちも器用にこなすってのは俺には向いてなかったの。」

橙「俺はカメラのレンズをのぞいて景色を見るんが大好きなんよ！将来カメラ関係の仕事に就きたいとも思っとる。せやけどやっぱりバスケも好きなんよ。照にぃ、兼部したらあかん？」

しばらく照君は黙っていろいろと考えてるみたいだった。

紫「なぁ照、いいんじゃね？こーじも真剣に考えてくれてるみたいだし。こーじには条件として、部活動の様子を写真に撮って定期的にホームページにあげてもらうっていうのはどう？」

黄「まぁ、そうだよな。いずれはこうなることも予測はできてたし。こーじ、さっきふっかの言った条件で頑張れるか？」

橙「練習風景撮ってもええの！？両方ともむっちゃ頑張る！！よろしくお願いします！！」

こうして素能高校バスケットボール部に部員が一人増えた。