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You side.
朝方、家に戻るとリビングにはお父さんがいた。
父「、Aっ」
安堵と苦しみの間、とても複雑な顔をしていた。
「お父さん、ごめんなさい、」
父「無事でよかった...」
そう言ってギュッと抱き締められる。
泣かないつもりだったのに、
涙腺が緩んでポロポロと涙が溢れてきてしまう。
「勝手に出て行って、ごめんなさい、
連絡も、無視してごめんなさい、っ」
父「お前が無事ならそれでいいんだよ。
私の方こそ、自分のことばかりでお前のことを何も考えていなかった。
すまなかった。」
そう言って深く頭を下げる父。
初めてだった。
今までは父が絶対だった。
そんな父が娘の私に向かって頭を下げるなんて。
父「A、お見合いの件はこちらからお断りしておいたから。」
「え、っ」
父「まさかAに好きな人がいるなんてなぁ。驚いたよ。
お父さんに聞かせてくれないか？どんな人なんだい？」
そう言って優しく微笑む。
小さい頃大好きだった優しい笑顔だった。
「とっても、優しい人なの。
優しくて、ちょっと不器用で...でも一生懸命な人。
たまに失敗もしちゃうけど、それでも前を向いて頑張ろうとする人。
私に、初めて��恋��がなんなのかを教えてくれた人なの。」
父「そうか....とても愛しているんだね。」
「うん。」
そう言って窓の外を見つめる。
その視線の先には玄関先で待つ彼の姿。
父「、もしかして、彼がそうかい？」
「うん。」
父「じゃあ今日ここに謝りに戻るように言ったのも彼なんだね？」
「え、なんでそれを、」
父「Aは昔から頑固だからね。一度言ったら引き下がれなくなっちゃうような子なんだよ。
だからきっと、彼がそう言ってくれたんだろうと思ったんだ。」
家族思いの良い青年だ、と父も窓の外を見る。
父「いつか、家に連れてきなさい。」
「え、いいの、？」
父「Aを本気で幸せにする覚悟があるか問い詰めてやる。」
そう言って悪そうに笑った。
タツヤさん、ありがとう。
ちゃんと話したら、ちゃんと伝わったよ。
いつかお父さんに会ったらこてんぱんに倒されちゃうかもしれないけど、
タツヤさんにも会ってほしいな。
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cleam(プロフ) - 阿部プリンさん» ありがとうございます◎無事完走致しました...（笑）ふっかと舘さんのホスト、楽しんでいただけたら幸いです！また新作を出したのでお暇でしたら呼んでもらえると嬉しいです！学校お疲れ様です。無理なさらないでくださいね！ (2020年6月4日 20時) (
レス) id: 71f219ef5c (このIDを非表示/違反報告)
阿部プリン - 完結、おめでとうございます！学校が忙しくて早く見れなかったのですが、とりま成功して良かった！サブの舘さまも流石でした(笑)ホスト似合う系貴族ってことで！他の作品などこれからも頑張ってくださいね！ (2020年6月4日 18時) (レス) id: 13782f88cd (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - リーやんさん» ありがとうございます！キュンキュン、ドキドキが届けられて私も嬉しいです◎最後までお読みいただきありがとうございました！◎ (2020年6月4日 12時) (レス) id: 71f219ef5c (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 杏奈さん» ありがとうございます！私も貢ぐと思います...（笑）翔太くんの結婚相手絶対幸せだと私も思います。不器用だけど愛してくれそう...(TT)新作出来たのでまたお暇な時に読んでみてもらえると嬉しいです！ (2020年6月4日 12時) (レス) id: 71f219ef5c (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ふかやのねぎさん» ありがとうございます！この作品は１作完結させる為にめちゃくちゃ詰め込んでしまったのでちょっと長かったですよね...（笑）新作は短めのお話なので是非読んでもらえると嬉しいです◎ (2020年6月4日 12時) (レス) id: 71f219ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2020年5月30日 0時
