＿＿＿＿４３ ページ44
You side.
ふわふわした気持ちのまま家に帰ってきた。
思い出す度に頬が熱くなるのがわかる。
玄関に入ると物凄い剣幕の父が立って待っていた。
「ただ、いま、」
父「遅かったな。
最近やたらと夜に出歩いてるみたいだが、なにをしてるんだ？まさか、男と遊んでるわけじゃないだろうな？」
図星すぎて言葉が出ない。
父「お前にはお見合いをしてもらうと言ったはずだ。それなのに夜にフラフラ出歩いてるなどと先方に伝わってみろ、どれだけ評判が下がるか、」
「お父さん、っ、」
緊張して声が上ずってしまう。
「私っ、よく知らない人と結婚なんかしたくない、っ！
ちゃんと、好きになってから結婚したいの...」
タツヤさんに貰ったイルカのぬいぐるみをギュッと抱きしめながら意を決して言葉をぶつけた。
父「これは決定事項だ。断ったらこちらの信頼が、」
「信頼、信頼ってそればっかりじゃない！」
思わず声を荒げると父は驚いた表情をしている。
「....私、好きな人がいるの、
ずっと、その人と一緒にいたいって思ったの、！
私は、っお父さんの信頼や評判の為の駒じゃない、」
気付いたらボロボロと涙が溢れる。
私はそのまま、家を飛び出した。
.
.
.
もう、どのくらい歩いたんだろう。
鳴り続けている電話を無視して近くの公園のベンチに座る。
そして、電話帳のた行に登録された彼の名前をタップした。
数回のコール音の後に、さっき別れたばかりの彼の声が聞こえる。
辰「どうした？」
「タツヤさん、助けて、」
辰「....今どこ、」
声色を変えたタツヤさんに場所を伝えると、すぐ行くから動かないで、と言って電話を切った。
――――数分後、
辰「っA、」
走ってきてくれたのか、前髪の乱れたタツヤさんが肩で息をしながら近付いてくる。
辰「、ハァ、怪我は？」
「怪我...？ないです、」
辰「、よかった...助けてなんて言うから何かあったのかと思って心配したわ...
どうかした？」
さっきあった全てを話した。
辰「....そっか、
とりあえず、もう今日は遅いからウチにおいで。」
「いいんですか、？」
辰「野宿されたら困るからね。」
そう言ってタツヤさんは優しく微笑んだ。
.
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cleam(プロフ) - 阿部プリンさん» ありがとうございます◎無事完走致しました...（笑）ふっかと舘さんのホスト、楽しんでいただけたら幸いです！また新作を出したのでお暇でしたら呼んでもらえると嬉しいです！学校お疲れ様です。無理なさらないでくださいね！ (2020年6月4日 20時) (
レス) id: 71f219ef5c (このIDを非表示/違反報告)
阿部プリン - 完結、おめでとうございます！学校が忙しくて早く見れなかったのですが、とりま成功して良かった！サブの舘さまも流石でした(笑)ホスト似合う系貴族ってことで！他の作品などこれからも頑張ってくださいね！ (2020年6月4日 18時) (レス) id: 13782f88cd (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - リーやんさん» ありがとうございます！キュンキュン、ドキドキが届けられて私も嬉しいです◎最後までお読みいただきありがとうございました！◎ (2020年6月4日 12時) (レス) id: 71f219ef5c (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 杏奈さん» ありがとうございます！私も貢ぐと思います...（笑）翔太くんの結婚相手絶対幸せだと私も思います。不器用だけど愛してくれそう...(TT)新作出来たのでまたお暇な時に読んでみてもらえると嬉しいです！ (2020年6月4日 12時) (レス) id: 71f219ef5c (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ふかやのねぎさん» ありがとうございます！この作品は１作完結させる為にめちゃくちゃ詰め込んでしまったのでちょっと長かったですよね...（笑）新作は短めのお話なので是非読んでもらえると嬉しいです◎ (2020年6月4日 12時) (レス) id: 71f219ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2020年5月30日 0時
