深 澤 家 も の が た り

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〔Tatsuya〕

涼太が珍しく体調崩して、さっき無理やり漏らさせちゃった。

さっき泣いてたし、気にしないで欲しいけど大丈夫かな。

涼太の部屋に行くと、布団の中に潜り込んでた。

辰哉「苦しいでしょ？」

布団を捲ると寝てた。

けど、さっきよりも顔真っ赤で目の周りも赤くなってる。

辰哉「涼太、ごめんね。ショックだよね」

翔太「ただいま」

辰哉「おかえり」

翔太「涼太、大丈夫なの？」

辰哉「一応今は寝てる」

熱を測ると38.2

たか、

辰哉「風邪かもしれないから移んないように気をつけてね」

翔太「おう」


夕飯を作るのにキッチンへ。

辰哉「翔太、これテーブルに置いて」

翔太「康二、蓮ワーク片付けといで。亮平、机拭いてくんない？」

辰哉「お粥届けてくるからあとお願いね」

翔太「うん」

涼太の部屋に行くとまだ寝てる。

辰哉「涼太、起きて。お粥食べよ」

涼太「ん、たっく、、」

辰哉「お粥食べれる？」

涼太「あーん、」

辰哉「はい、ﾌｰﾌｰ‥あーん」

涼太「ﾊﾟｸｯ‥‥おいし、」

辰哉「よかった笑体温計挟ませてね」

pppp‥‥

38.1

キープか。

冷えピタ持ってくるか

涼太「も、いい‥‥」

辰哉「うん。置いてくるから」

涼太「おいたら、きて、？」

辰哉「うん」

涼太が甘えることなんてほんとに少ないからお願いされたら断れないよね。

冷えピタとか必要そうなものを持って涼太の部屋へ。

あれ、いない‥‥。

ｶﾞﾁｬｯ‥‥

涼太「たっくん‥‥ｷﾞｭｯ‥‥」

辰哉「トイレ行ってたの？」

涼太「うんｯ‥‥」

辰哉「冷えピタ替えよ」

涼太「んｯ‥‥」

替えてスポドリを飲ませる。

涼太「けほｯ‥‥ｳｯ‥‥」

辰哉「はい、いいよ」

さっきのお粥とスポドリが出てくる。

辰哉「口ゆすげる？」

涼太「‥‥ﾍﾟｯ‥」

ｶﾞﾁｬｯ‥‥

翔太「大丈夫？」

辰哉「翔太、これ片付けてくるから涼太みてて」

翔太「俺片付けるよ」

辰哉「え、ありがとう」

翔太「ん」

ﾊﾞｼﾝｯ‥‥

辰哉「寝ときな？」

涼太「ん、」

辰哉「ん？」

涼太「‥‥ん、」

辰哉「あ、ごめんごめん。気づけなくて」

涼太「ｷﾞｭｯ‥‥」

辰哉「ｷﾞｭｯ‥‥おやすみ」

トントンしてあげれば寝た。

体温計挟むと37.6

下がってるけどまだだな。


俺もいつの間にか寝てたらしくて目が覚めたら涼太の隣に寝てた。

俺の腕に抱きついて寝てる涼太。

涼太も弟なんだから甘えてくれていいのに。

涼太を抱きしめてもう一度目を閉じた。

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