深 澤 家 も の が た り

消えた、？ ページ16

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〔Daisuke〕

お腹痛いのもあのときだけみたいでいまは普通に俺にくっついてる。

大介「仕事してるから少し待ってね」

ラウ「はぁい、」


終わって周りを見るとラウがいない。

大介「ラウ？」

リビングにもキッチンにも和室にもいない。

部屋一つ一つ見てもいない。

え、どこ？

大介「ラウ？どこ？」

"仕事してるから少し待ってね"

完全俺のせいじゃん。

それからも探し回って庭とか物置とかも見たのにいなくて。

けど、靴あるんだよね‥‥。

大介「ラウー！」

ｶﾞﾀﾝｯ‥‥

ん？

この階にクローゼットはないから和室の押し入れか？

開けると蹲るラウ。

大介「なんでこんなとこにいるの。探したんだよ？」

ラウ「ｸﾞｽｯ‥‥ごめんなさいｯ‥‥」

大介「俺もごめんね。仕事終わったから一緒にいよっか」

ラウ「うんｯ‥‥ｸﾞｽｯ‥‥」

大介「よしよし」


お昼ご飯食べて仕事に行く準備をする。

ラウ「‥‥涼太兄ちゃんは、？」

大介「遅いね。少しだけお留守番できる？兄ちゃんもう行かなきゃ」

ラウ「うんｯ‥‥がんばるｯ‥‥」

大介「もう帰ってくるだろうけど、15:00過ぎても帰ってこなかったらおやつはここね？あとは朝辰哉が言ってたみたいに、ピンポンと電話は出ないこと。じゃあ、もう行くから」

ラウ「ぎゅー、」

大介「ｷﾞｭｯ‥‥」

ラウ「ｯ‥‥」

大介「行ってきます」

ラウ「いってらっしゃいｯ‥‥」

ちゃんと鍵閉めて家を出る。

＊お留守番→←おやすみ

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