21 (深澤side) ページ8
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深澤｢助けて｣
岩本｢無理だよ｣
深澤｢あー！俺の理性！最強！｣
岩本｢まじ変人だと思われるからやめて！｣
こうでもしないとやってらんねー！って叫ぶととうとう照が俺から距離を取り始めたからさすがにやめた。ちなみに今、2人で海に来ている。
三宅先生と付き合う展開なんて、そんなドラマみたいなこと普通あるか！？なにより、Aが断れないように告白した先生が嫌だった。
俺はわかるけど、Aは自分で思ってる以上に押しに弱い。球技大会だってそうだったし、昔からだ。先生だってそれは分かってたと思う。
深澤｢でもよく対応したと思わない？動揺隠してさ｣
岩本｢かっこつけたのと紙一重だけどまぁすごいよ｣
深澤｢それは複雑だわ…｣
確かに、照の言うことは筋が通ってる。すべては俺がかっこつけたのが原因だ。三宅先生の話を聞いたときだって、まるで応援するみたいな反応を無理にして、自分で自分の首をしめた。
岩本｢でも本当に心配だよ。
だってあの三宅先生とデートしに行く如月さんを見ることになるかもしれないんだよ？耐えられる？｣
深澤｢…耐えるよ。それに、上手くいかない気がする｣
岩本｢ふっかが言うならそうなのかもしれないけどさ｣
照には、Aのバイト先に三宅先生が来ていて、Aが告白されて受け入れたとしか言ってない。だから転校の理由までは知らない。
俺はどんなに汚いと言われようと、なんと叩かれようと、Aと三宅先生が上手くいかないようにしてやるって、そう考えてた。本当最悪だってわかってるけど。
岩本｢俺に言って楽になるなら、いつでも聞くよ。でも叫ぶな笑｣
深澤｢海は叫ぶだろ〜わるいな呼び出して｣
岩本｢いいよ。じゃあ俺バイト行くわ｣
深澤｢おう｣
ジムのバイトが出来て本当に嬉しそうな照に手を振り、俺もとぼとぼ帰り始めた。今日もAは塾でバイトして、三宅先生に送られてくるんだろう。
深澤｢…言った方が楽かな｣
そんな独り言を言ったって、どうにもなんなかった。こんな気持ち吹き飛ばす勢いで、佐久間が現れてくれたらいいのになんて思う。
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妄想しか勝たん。 - 人物紹介のところかと思い直させて頂きましたが、これで大丈夫でしょうか？また何かあればコメントお願いします! (2020年12月30日 17時) (
レス) id: fe2bb3b753 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 名前変換が適用されてないみたいです… (2020年12月30日 16時) (レス) id: 5231e5d14b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妄想しか勝たん。 | 作成日時：2020年12月30日 12時
