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宮舘｢おはよう如月さん｣
｢おはよう舘様｣
例のあの教授の一限。舘様の隣にいつもの如く座り、教材の準備をしようとしてカバンを漁っていて気づいた。5限の時に提出する課題を忘れてきた。
昼休みに取りにいかなきゃと思いため息をつくと、舘様がこっちをみる。
宮舘｢どうしたの？｣
｢あ、ごめんごめん。5限の提出課題家に忘れてきちゃってつい｣
宮舘｢え？確かその課題って来週じゃないっけ？｣
舘様が近くに座っていた法学部生に聞くと、その通りだった。私がスケジュールアプリを確認すると、ちゃんと来週に書いてある。自分、どうした。
宮舘｢如月さんがこういうの珍しいね｣
｢自分でもびっくりだよ。来週ならよかったけど｣
宮舘｢無理しないでね｣
｢大丈夫。ありがとう｣
無理しているような顔をしていたのだろうか。私自身はいつもと至って体調も気持ち的にも変わらない。少しバイトのための勉強もしてるけど、疲れたとは思わないし充実している感じがむしろするくらい。
そしてそういえば、と思い出して舘様に尋ねた。
｢舘様はゼミどうする？｣
宮舘｢まだ迷ってるよ。如月さんは？｣
｢私はこの講義の教授にしようかなって笑｣
宮舘｢えっ！？みんな1番嫌がるのに｣
舘様が驚くのも無理はない。日頃から私はこの教授の文句たらたらだし、法学部生からも人気がないからだ。課題が多いし、講義はつまらないから。法書をよく私に運ばせるのもこの教授だ。
｢でもね、私よく雑用ついでに教授の研究室で自習させてもらってるんだけど、そこの居心地だけは良くて。
本棚の本も興味ある分野ばっかりだし、卒業までお世話になるならなんだかんだ言ってあの教授が1番やりがいありそうだなぁと思った｣
宮舘｢考え方が如月さんっぽいなあ。3年生になったら就活も本格的になるし、よく考えようかな｣
｢そうだね。私も頑張らないと｣
そうこう会話に花を咲かせているうちに教授が来て講義を始めた。相変わらずつまらないと思った。
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妄想しか勝たん。 - 人物紹介のところかと思い直させて頂きましたが、これで大丈夫でしょうか？また何かあればコメントお願いします! (2020年12月30日 17時) (
レス) id: fe2bb3b753 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 名前変換が適用されてないみたいです… (2020年12月30日 16時) (レス) id: 5231e5d14b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妄想しか勝たん。 | 作成日時：2020年12月30日 12時
