. ページ44
、
渡辺｢お前もイルミネーション見たいとか憧れあんの？クリスマスの｣
｢え、うーん特にないかなぁ。なに急に笑 彼女に何したらいいか考えてるの？｣
渡辺｢ちげーよ。彼女いないし。何となく聞いただけ｣
｢そっか。まぁでも、私は割と小さい頃からクリスマスの思い出なんてないよ｣
物心ついた時には母親との2人暮らし。クリスマスも母親はパートをしていて、小さい頃は仕事帰りに一緒にケーキを食べたり好物を作ってくれたりしたし、サンタさんもきた。
でも小学校中学年になり、1人でちゃんとお留守番出来るくらいになってからは、行事ごとを祝うようなことも無くなってた。それに対して特に寂しさや物足りなさも感じたことは無い。
だから翔太に言ったことは本当なのだ。
｢でも、多分大切な人と見たら、大きいイルミネーションだろうと街路樹の小さな点灯だろうと綺麗に見えるんだろうな〜
強いて言うならそういう感覚はちょっと憧れる｣
渡辺｢それは大切な人が居ないと話にならないやつだろ｣
｢ごもっともだわ笑｣
あっという間に塾に着き、指導の準備を始めた。自習スペースをそっと覗くと、目黒くんが既に勉強してる。あの日、○○大学に入るって言ってくれた日から、目黒くんの勢いは先生方が目を見張るものだった。模試の成績も順調に上がり、ギリギリいけるかってところだと千賀さんが言っていた。
渡辺｢…すげぇな目黒｣
｢うん…私も頑張らないと｣
ちゃんとした目標と自分に合った勉強法があればぐんぐん伸びるタイプだったみたい。私も気合いを入れてタイムカードをきった。
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 525人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妄想しか勝たん。 - 人物紹介のところかと思い直させて頂きましたが、これで大丈夫でしょうか？また何かあればコメントお願いします! (2020年12月30日 17時) (
レス) id: fe2bb3b753 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 名前変換が適用されてないみたいです… (2020年12月30日 16時) (レス) id: 5231e5d14b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：妄想しか勝たん。 | 作成日時：2020年12月30日 12時
