. ページ24
、
｢そう思われても仕方ない距離なのは自覚してるんだけどね、みんな始めは勘違いするの｣
佐久間｢そっかーまじで付き合ってるしお似合いだと思ってた！腐れ縁か〜漫画みたいじゃん！｣
｢めっちゃテンション上がってるし笑｣
佐久間くんによると、少女漫画でも少年漫画でも、幼なじみの存在はかなり重要らしい。実写版幼なじみだって最高潮のテンションになってる佐久間くんがまたちょっとうるさくなってきたけど、言わないでおく。
佐久間｢羨ましいな〜そういう関係性｣
｢そう？…私もね、絶対に言えないけど辰哉にはかなり支えられてるんだよね。今も昔も｣
佐久間｢そうなんだ。Aがそういうこと言うの意外｣
｢どういうことよ笑｣
佐久間くんって、口が硬いんだろうなってなんとなく感じて、気づけばそう言っていた。川に石を投げ込みながら話し続けた。
｢大人になればなるほどさ、余計なお世話してくれる相手っていなくなるじゃん。
それって楽なようで寂しいことだなぁって思うの｣
佐久間｢うん。めっちゃわかる気がする｣
｢ふふっ、で、それをやってくれるのが辰哉なんだよね｣
辰哉はたくさんの余計なお世話を私にしてくれる。
大学生活も高校生活も、そのおかげできっと楽しかった。転校して1人になった時、さらに強くそれを感じてた。
今でも、部屋に入り浸られて助かってるのはきっと私のほう。
佐久間｢多分、ふっかはAにしか余計なお世話しないと思うな｣
｢…？そうかな？お人好しだよ辰哉笑｣
佐久間｢それはそうだけど、Aが思ってるよりふっかはAを特別扱いしてるなって傍目から見てもわかる｣
｢どう反応していいのかわからない｣
佐久間｢へへっ、困らせちゃった｣
佐久間くんに改まって言われると、どうしていいかわからなかった。辰哉にも、私は余計なお世話をできているのだろうか。
佐久間くんと道を戻ると、みんなの声がまた聞こえてきて、その中でも辰哉の笑い声に耳が反応していた。
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 525人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妄想しか勝たん。 - 人物紹介のところかと思い直させて頂きましたが、これで大丈夫でしょうか？また何かあればコメントお願いします! (2020年12月30日 17時) (
レス) id: fe2bb3b753 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 名前変換が適用されてないみたいです… (2020年12月30日 16時) (レス) id: 5231e5d14b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：妄想しか勝たん。 | 作成日時：2020年12月30日 12時
