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｢三宅先生？｣
三宅｢…A、もう1回だけチャンスをくれないか｣
｢…え？｣
間抜けな顔をしていたかもしれない。理解出来ずにしばらく頭が働かなかった。
もう1回、チャンスをくれないか。
先生の言葉を何とか理解した時、一気に顔が熱くなる。
三宅｢俺と付き合ってほしい。
今度こそちゃんと、堂々と幸せにしたい｣
｢そんな…だめじゃないですか｣
三宅｢もう先生と生徒じゃないのに？｣
先生の言葉にハッとする。
いつの間にか、先生はもう好きになってはいけない人だってボーダーを引いてたんだ、私。
先生との出来事があってから、恋愛に億劫になっていた気持ちが、今消え始めた。今目の前にいる先生は、好きになっても誰も私を責めることが出来ない1人の男性なんだ。
でも、私は先生のことが好きなのか？
ぐちゃぐちゃと混乱してくる頭は、アクセルとブレーキを同時にかけてるみたいだ。
三宅｢…突然言われても戸惑うよな。再開して1週間たたずで。
でも、俺のこと好きじゃなくてもいいよ。だから、俺に時間をくれないか｣
この2ヶ月、って意味だろう。この2ヶ月間、先生と付き合って、私が先生を好きだと思えるか。
先生は、私の越えなきゃいけないハードルを下げてくれたんだ。
夏休み、先生とやり直せるのかもしれない。そう思った。
｢…わかりました。よろしくお願いします。三宅、くん｣
｢…ありがとう。A｣
三宅くん。そう呼ぶと色んな感情が込み上げてくる。少し嬉しそうに微笑む三宅くんは、私の手を取って家まで送ってくれた。また連絡する、と言って、アパートの前で別れた。
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妄想しか勝たん。 - 人物紹介のところかと思い直させて頂きましたが、これで大丈夫でしょうか？また何かあればコメントお願いします! (2020年12月30日 17時) (
レス) id: fe2bb3b753 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 名前変換が適用されてないみたいです… (2020年12月30日 16時) (レス) id: 5231e5d14b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妄想しか勝たん。 | 作成日時：2020年12月30日 12時
