24 ページ11
、
あっという間に帰省タイムが終わり、また4人で移動した。休み中に、翔太や佐久間くん、康二くん、舘様にお土産を買ったのを、いつ渡そうかなんて考えながら、またバイトや阿部ちゃんとの勉強生活が始まった。そこに辰哉の入り浸りが加わったくらい。
でも今日はちょっと違う。なぜなら、三宅くんと出かけるから。今までもバイト帰りに少し一緒にいることはあったけど、こんな風に昼から会うなんて初めてだ。なんせ、塾の休校日にしか会えないし。
深澤｢入るよ〜って何その格好｣
｢返事してから入ってきてよ。言ったじゃん今日先生と出かける日｣
深澤｢あーそうだった。最悪｣
｢最悪とか言ってないで岩本君に連絡でもしたら〜｣
こんな日にも相変わらず辰哉は自由に私の部屋に入ってくる。メイク中に入ってきたから、さすがにマスカラをしてる時の顔は見せられないと思い反対を向かせた。
めんどくせぇとか言うなら帰りなよと思うけど、もうすぐ三宅くんが迎えに来る時間だとわかり急いでグロスをつけて、髪の毛セットを終える。
｢あ、着いたって。じゃあ行ってくるね｣
深澤｢え、待って。その格好｣
｢え？変、かな？やっぱ｣
辰哉に止められて、思い直す。
いつもパンツスーツで会っていたから、今日くらいと思って膝丈のワンビースを着てみたが、やっぱり柄じゃないよねって。一応、あまりいつもと雰囲気変わりすぎないようにしたつもりだったけど。
深澤｢いや、似合ってるよ。いってらー｣
｢あ、ありがと。行ってきます｣
なんだったんだろうと思う辰哉の行動だけど、もう外に三宅くんが待ってるから急ごうと思い玄関を出た。すでに車がとまっていたから駆け足でちかずくと、そんなに急がなくていいのにと笑われる。
三宅｢なんか、雰囲気違うじゃん｣
｢いや、さすがにスーツなんて着ないですよ｣
三宅｢そうじゃなくてさ、似合ってるよ。｣
そう言われてものすごく嬉しいと同時に恥ずかしくなる。運転席に座る三宅くんにはすごく余裕が感じられて、こういう感覚が懐かしかった。先生を追いかけていたあの時みたいだった。
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 525人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妄想しか勝たん。 - 人物紹介のところかと思い直させて頂きましたが、これで大丈夫でしょうか？また何かあればコメントお願いします! (2020年12月30日 17時) (
レス) id: fe2bb3b753 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 名前変換が適用されてないみたいです… (2020年12月30日 16時) (レス) id: 5231e5d14b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：妄想しか勝たん。 | 作成日時：2020年12月30日 12時
