僕の右腕ならぬ (( Fkr ページ6
side Fkr
「 その機械最近買ったの？」
僕は最近 、話すことで打つことが出来るという画期的なパソコンを手に入れた 。
タイピングが遅い僕にとってはとてもとても便利だった 。
Fkr「 うん 、何か近未来じゃない？」
「 じゃあこれからはご飯自分で食べられるね！」
Fkr「 そうだね 、今日でAはあーん係卒業 。笑」
元々熱中しやすいタイプで 、
気づけばご飯も食べぬまま夜を迎えることがしばしばあった僕 。
そのために栄養失調で倒れてしまうことも多かった 。
挙句の果てには 、変に階段からも落ちた 。
それを聞いた彼女は僕のことを心底心配して 、
一緒にいよう 、同棲しよう 、と言い出した 。
別に好きな人と一緒に住めることは素直に嬉しかったし 、断る理由もなかった 。
それからはタイピング中に無理やりご飯を詰め込まれていて栄養を何とか補給していたのだ 。
Fkr「 もう何本か手が欲しいよ 。笑」
Fkr「 右手塞がってると何も出来ない 。笑」
僕の口癖だったらしい 。
まぁ 、何本あってもいいとは思うけど 。
彼女はいつも僕のために栄養満点の料理をパソコンの脇に置いてくれる 。
そして 、食べやすいようにと箸ではなくスプーンを添えてくれるのだ 。
Fkr「 いただきます 。」
Fkr「 あ 、今の言葉もパソコンに認識されちゃったよ笑」
「 ご飯食べるなら1回休めば？」
仕事人間な僕は休むのが嫌いだ 。
でも 、今日は彼女が寂しがっている風にも見えたから一旦休むことにした 。
Fkr「 今日は隣で食べるよ 。」
「 あれ 、休むなんて珍しい 。」
Fkr「 だからさ 、やっぱりあーんして？」
「 もう 、甘えんぼなんだから 。」
Fin.
.
.
.
Fukura's lost thing ＿＿＿ 左腕
思い出はいっぱい (( Ymmt→←甘い 、甘いな (( Sgi
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
S.Laser(プロフ) - rioさん» ありがとうございます！嬉しいです…！ (2020年5月14日 0時) (
レス) id: 12c6116602 (このIDを非表示/違反報告)
rio - すごく儚くて、幻想的なお話で素敵です。 (2020年5月13日 2時) (レス) id: fc34d02cb0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：S.Laser | 作者ホームページ：
作成日時：2020年4月19日 19時
