愛し、酸っぱき、短編集 2 (ページ9)

今日:12 hit、昨日:2 hit、合計:43,825 hit

･ページ9

《続き》

Kwkm「あ！伊沢さん！」

Izw「おはよう。」

僕は小さな幸せを手に入れた。

毎朝俺のことを玄関で待っていてくれる拓朗くん。

何学部？とか何て呼べばいい？とかたわいもない会話もしたし、

テスト前には勉強の会話もした。

しかし、恋愛のことを聞くと、

Kwkm「それは、ちょっと…」

と、避けられてしまうのだ。

思春期か。笑

Kwkm「あ、もう着いちゃいましたね、」

Izw「そうだね、じゃあまたね、たく…」

Kwkm「あの、今日何時終わりですか…」

Izw「今日？普通だから、20時くらいだなぁ。」

Kwkm「伊沢さんの家に行ってはだめですか。」

Izw「どした？」

Kwkm「姉が3泊4日で友達と外泊で、両親は仕事なんです。ダメですか…？」

悪いわけが無い。

Izw「わかった、母に聞くね？確か今日は父は仕事だったから。」

すぐさまメッセージを送ると母は了承してくれた。

Kwkm「…！ありがとうございます！」

ぱあっと笑う拓朗。

… かわいい。

… かわいすぎる。

Kwkm「では、また…！」

Izw「うん、また夜に。ここで会おうか。」

Kwkm「… はい！！」

今日は夜も拓朗と居れると思うと何だかやる気が違った。

お前今日にやけすぎじゃね？笑とか、友達にいじられた。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

Izw「ただいま。」

Kwkm「お邪魔します、初めまして！」

母にも笑顔の眩しい拓朗。

Izw「お風呂入っておいで。」

Kwkm「え、でも、伊沢さん … ！」

Izw「気にしないでよ、入ってきなよ。」

Kwkm「では … あの、何かスウェットとか貸してもらえませんか… 」

Izw「いいよ、これ着な？」

～ 20分後～

Kwkm「あ、ありがとうございました … ！！」

俺のスウェットを着て、顔をほんのり赤くして、少し濡れた髪のまま俺の前に現れた拓朗。

Izw「…… たくろ、//」

Kwkm「どうしました？」

Izw「あ、お、お風呂入ってくるね…！」

Kwkm「… はい！」

あぁだめだ、可愛い。

Izw「… 反則すぎる //」

何だろう、俺やっぱ、

Izw「拓朗のことが好きだ …… 」

Next.