愛し、酸っぱき、短編集 2 (ページ17)

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不安症 (( Kwmr×Fkr ページ17

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僕は、河村に1番に愛されているか不安だ。

Kwmr「福良？どうした？」

何でだろうか、気づいた時には抱きしめてしまっていた。

そりゃ驚くだろう、

いきなり抱きつかれる経験なんてほとんど無いだろうから。

僕は河村と付き合っているのだが、

河村は顔もいいし仕事もできる。

そして、いつも周りを驚かすようなアイディアを持ってくる。

… 隣にいるのが僕でいいのだろうか。

Kwmr「珍しいね、福良から抱きついてくるなんて。」

確かにいつもは何か恥ずかしくて素直になれなくて抱きつくことができない時が多い。

でも今はどうしても河村を感じたかった。

家にいるしいいかなって思った。

Kwmr「何かあったの？」

Fkr「いや、河村の隣にいるのが僕でいいのかなって…」

Kwmr「え？」

Fkr「河村に愛されているのか不安になっちゃって…」

Kwmr「一緒に住んでるのに？」

Fkr「だって河村は何でもできるから…」

Kwmr「福良以外が隣にいるのなんて想像できないんだけど？」

Fkr「え…？」

Kwmr「仕事面も生活面もパートナーは福良しかいないと思ってるんだけど、違うの？」

Fkr「か、わむら、、」

Kwmr「ごめんね、あまり行動に表さないのが悪いよね。不安にさせちゃった。」

Fkr「違うの、河村は悪くなくて、、」

Kwmr「福良、こっち向いて。」

言われた通りそちらを見ると、

河村はあと数センチで顔がくっつくという距離まで近づいてきた。

Fkr「… かわむら、ちかい //」

Kwmr「好きだよ福良、いや、愛してるよ福良。」

Fkr「あっ、ふぇっ、かわむ、らｯｯ //」

そんな近距離でそんなこと言われた僕は沸騰寸前だ。

というか思考回路がショートしてしまう。

Kwmr「心配しないで、福良のこと、福良が思っている以上に大好きだから。」

そう言うと河村は僕のことを強く抱きしめてくれた。

河村の匂いはどこか落ち着く匂いがした。

すぐ不安になっちゃう僕でごめんね？

僕、それくらい河村のことが大好きなんだよ。

Fin.