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私が持っていた短刀の入っている箱は
祖母に取られ、頭を軽く叩かれる。



『あいてっ、…』


「人様の家でしちゃいけません!」



そういった後、私を連れて妹の叔母さんの所へ向かう。

あ、勿論お守りは鞄に付け直しました。



「ごめんなさいね、Aが姉さんの部屋に
入っちゃったみたいで…」


「、え……これ、もしかして棚の引き出しに
入ってた物ですか…?」



祖母から渡された箱を開けて、紫の布をめくると
驚いた顔で私の方を見てきた。



『はい!3段目の引き出しですよね?』



その言葉を聞いた後、視線を箱の中に戻した。

あそこはお姉さんのお部屋だったんだ…。
なら、あの霊はお姉さん…??

そう思いながら、妹さんの方を見ていると
声をかけられる。



「Aちゃんは、お姉ちゃんと
同じ目を持っているのね」


『同じ目……?』


「そうよ。霊が見える目…今も見えているのでしょう?」



霊とは、多分呪霊の事だろう。

身近の人に呪霊が見える人が居るとは…。

妹の叔母さんからかけられた質問に
頭を上下に振れば、ニコッと笑顔になった。



「ありがとう…開けてくれてありがとう…」


『…はい、』



笑顔のままで涙を流す妹の叔母さん。

後から聞いたのだが、あれは若い頃やっていた
呪術師の時に使っていた物だったらしい。
結婚してからは、呪術師を辞め寿命で亡くなった。

帰り際まで、私に「 ありがとう、ありがとう…」と
言ってくれた妹の叔母さんに笑顔を返して玄関に向かう。

いい事をした後ってちょっと気持ちいいよね。



「ありがとうね、A」



一緒に玄関の扉を出た後、私の手を取りながら
感謝の言葉をかけてきた。

その言葉に頷いた後、おねだりをしてみた。


『私、美味しいもの食べに行きたいなー!』


「ふふっ…今回限りよ?」



笑顔で私のワガママを聞いてくれる祖母。
機嫌のいい祖母は、高い物でも多分買ってくれる
からラッキーだ…!


━━━━━━

六眼→←・



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設定タグ:呪術廻戦 , 両面宿儺 , 宿儺   
作品ジャンル:恋愛
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りるらる(プロフ) - 鮒サブさん» そのような事情があったのですね…! わざわざレスをありがとうございます! アカウントにログイン出来ることを願っていますッ! (2021年7月11日 23時) (レス) id: a7b7573892 (このIDを非表示/違反報告)
鮒サブ - りららるららさん» レスがちゃんとされていませんでした、、。下のコメントに目を通して貰えると幸いです、。 (2021年7月10日 21時) (レス) id: 863f61c973 (このIDを非表示/違反報告)
鮒サブ - サブ垢でコメ返失礼します。 申し訳ありません、続きを書きたいのは山々なのですが、アカウントにログインできない状態でして書けなくなってしまっています、。ご迷惑をおかけします、 (2021年7月10日 21時) (レス) id: 863f61c973 (このIDを非表示/違反報告)
りららるらら(プロフ) - もう更新はされないのでしょうか?作者様のスペースで大丈夫ですのでこれからも楽しみに待ってます! (2021年5月17日 21時) (レス) id: a7b7573892 (このIDを非表示/違反報告)
鮒.(プロフ) - ナィさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです…!!! (2021年1月14日 12時) (レス) id: f2d840cfc6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Fu7. | 作成日時:2020年12月31日 2時

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