275: 束の間に…… ページ10
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スティングに代わり、Aを守っていたコニス、スー、ペローナ、レクターは、敵の攻撃に敗れ、彼女を連れ去られてしまったのだった。
そしてその場から離れた敵のイナホ、アズサ、ナズナは、呑気にどこかへと向かっていた。
たまね「はーなーせー！」
イナホ「いーやーでーすー。」
ナズナ「黙らせる？」
アズサ「黙らせて、うるさいから。」
イナホ「そうですか。では。」
そうしてイナホがたまねの首に手刀を打つと、たまねは気を失い、黙るようになった。
A「ふう……はあ……」
アズサ「辛そうね……早く連れて帰って治療して上げましょう。」
ナズナ「それは賛成。」
イナホ「では迎えを呼びます？」
アズサ「それはやめておきましょう。あの二人には動いていてもらった方がいいから。」
イナホ「そうですか。」
のんびりと歩き、会話をする三人。
しばらくして、イナホは目を少し開いた。
イナホ「これで、夢の実現に近づいたんですね。」
ナズナ「ええ。あともう少しの所まで来たの。」
アズサ「あともう少しで……私達の夢が現実になる。」
真剣に話す三人だったが、突然イナホが何かに躓き、情けない声を出した。
イナホ「あぁ。」
ナズナ「何やってるのよ。」
イナホ「何かに当たったのですが……なんです？」
アズサ「そんな聞かれたってわかるはず……」
足元を確認したアズサは、小石が転がっているのに気がついた。
アズサ「ただの小石じゃない。」
イナホ「そうでした？」
ナズナ「……待って、これ……」
ハッとし、何かに気づいたナズナは、仲間の二人に提案しようとした――
ナズナ「急ぎましょう、これは……」
次の瞬間、三人は光の壁に囲まれていた。
アズサ「罠！？」
イナホ「そんな！？」
ナズナ「はめられた？ いつ？」
焦る三人の元に、光の速さで何かが迫り……
気がつくと、ナズナが抱えていたはずのAは、姿を消していた。
ナズナ「……！」
アズサ「王女様が！」
イナホ「この気配……先程ギルドでお会いした……！」
「ああ！ さっき会ったな！」
怒り混じりにそう答えたのは、大切そうにAを抱える、スティングだった。
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さる吉(プロフ) - バックナーさん» 再登場いいですね！彼らの今後の活躍が楽しみです！ (2020年7月6日 5時) (
レス) id: 626e86ce5e (このIDを非表示/違反報告)
バックナー - さる吉さん» 原作ではイゾウが再登場しました！！ (2020年7月6日 5時) (レス) id: adfb5f9265 (このIDを非表示/違反報告)
バックナー - さる吉さん» 原作では不死鳥マルコが再登場しました！！ (2020年6月21日 15時) (レス) id: adfb5f9265 (このIDを非表示/違反報告)
バックナー - さる吉さん» まさかジンベエがこの世界に来ることはないですかな？？更新楽しみにしてます！！ (2020年5月27日 22時) (レス) id: adfb5f9265 (このIDを非表示/違反報告)
さる吉(プロフ) - バックナーさん» ありがたいことに五年になりました！続編できましたよ！ (2020年5月20日 13時) (レス) id: 626e86ce5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さる吉 | 作成日時：2019年4月4日 8時
