302: 質疑応答 ページ40
*
一連の事件から四日後。
体調がしっかりと回復した各ギルドのメンバーは、如何なる時も奇襲に対応できるよう常に警戒し、万全の態勢を取っていた。
ERAで話が出た、「バランスのあるチーム」という提案も取り入れ、各地ではその様な取り組みが行われていた。
中には元々所属していたギルドから、一時的に別のギルドへ移った者も。
そんな中、ユキノ宅では、熱から回復したAが、客室でレムと二人きりにさせられていた。
A「……あの……？」
レム「何でしょうか？」
A「これって……どういう状況……ですか？ スティングや、レクターは……」
レム「僕が頼んだ事です。皆さまから了承は得ています。」
A「はあ……」
事件とその後の記憶はAにはあまりなく、覚えていることも断片的。あの時何があったのか、未だに彼女は把握していない。
そして今、一体何が起きているのか……Aは不安でしかなかった。
レム「これから僕がする質問に、正直に答えてください。ただそれだけです。」
A「わ、わかりました……」
レム「まず、貴方の名前は？」
A「Aです……」
レム「出身は？」
A「えっと……詳しくはわからないんですけど……一応、フィオーレです……」
レム「年齢は？」
A「え、17、です……」
レム「今答えたことは、全て事実ですか？」
A「はい……」
レムは息を吐いて自分を落ち着かせ、なるべく威嚇にならないように聞いた。
レム「誰かに言わされている……なんてことはありませんよね？」
A「え……なんで……」
レム「僕はアトルカ王国王女・ファナ様を探しに、遥々フィオーレまでやってきました。」
A「え、あの王女のこと、知ってるの？」
レム「当然で」
A「その人今、どこにいるの？」
突然詰め寄られたレムは、困惑した。
レム「え……」
A「知ってるなら教えて！ あの女に言いたいこと色々あるの！」
レム「え、あの……」
A「勝手に“替え玉”にされてミレイに襲われて、関係ないルフィさん達が巻き込まれて……とにかく色々言いたいことがあるの！」
レム「ファナ王女は……」
A「どこ？ 教えて！」
気づけば立場が逆転。レムが質問されている側になっていた。
レム「あ、あの……すみません……
貴方は、ファナ王女ではないのですか……？」
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さる吉(プロフ) - バックナーさん» 再登場いいですね！彼らの今後の活躍が楽しみです！ (2020年7月6日 5時) (
レス) id: 626e86ce5e (このIDを非表示/違反報告)
バックナー - さる吉さん» 原作ではイゾウが再登場しました！！ (2020年7月6日 5時) (レス) id: adfb5f9265 (このIDを非表示/違反報告)
バックナー - さる吉さん» 原作では不死鳥マルコが再登場しました！！ (2020年6月21日 15時) (レス) id: adfb5f9265 (このIDを非表示/違反報告)
バックナー - さる吉さん» まさかジンベエがこの世界に来ることはないですかな？？更新楽しみにしてます！！ (2020年5月27日 22時) (レス) id: adfb5f9265 (このIDを非表示/違反報告)
さる吉(プロフ) - バックナーさん» ありがたいことに五年になりました！続編できましたよ！ (2020年5月20日 13時) (レス) id: 626e86ce5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さる吉 | 作成日時：2019年4月4日 8時
