277: スティングvsナズナ ページ12
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たまねを助けるため、敵を前に、一人で三人を倒すと意気込んだスティング。その様子を建物の上から見ていたフリードは、そんなスティングの心配をしていた。
フリード「無茶をする。」
ラクサス「まあいざとなりゃ、オレ達が加勢すればいい。」
ビッグスロー「せっかくだ。男を立ててやろうぜ。」
そう男たちが語る中、フリードの術式により身動きを取れなくされていた三人は、スティングを睨みつけ、身構えた。
ナズナ「一人で何ができるというの。」
アズサ「無駄なことはやめて、王女様を返しなさい。」
イナホ「どれだけ痛い目を見ても知りませんよ。」
真剣な声色の三人に、スティングは顔色を変えず答えた。
スティング「大切な仲間を守るためなら、どれだけでも体を張る！ フリードさん、術式を解いてくれ！」
フリード「お前がそこまで言うのなら！」
術式が解かれた瞬間、イナホとアズサは走り出し、ナズナはその場に留まった。
スティング「おい！？」
ナズナ「二人には逃げてもらうわ。女中は『念の為』の保険だったけど、こっちにいてもらったほうが楽だから。だから、彼女も渡さない。それから、王女様は返してもらう。」
スティング「何が返せだ！ そもそもお前らの物じゃねえ！」
ナズナ「黙って渡せば、そこまで痛い目を見る必要はないわよ。
骨だけの馬の群が現れ、スティングへ向かっていった。彼はそれを、聖なる光をまとった拳で殴り倒していった。
ナズナ「光の妖術？ だとするとアズサの妖術は相性が悪いわね。わたしには関係ないけど。
続いて襲ってきた、水でできた牛の群を、先程と同様殴り倒そうとしたスティングだったが、攻撃はその体をすり抜けてしまった。
スティング「な！」
ラクサス「スティング！ 離れろ！」
言われた通りにスティングが牛の群から離れると、上空から雷撃が降り注ぎ、牛の群を消滅させた。
スティング「あくまでも用があるのはたまねだ。あいつを返してもらう。」
ナズナ「そう簡単には行かせないわ。現に、今あなたはわたしに足止めをされている。」
スティング「オレは、な。」
ナズナ「え？」
スティングは、知らずのうちに協力してくれていた二人の知人に、感謝の言葉を述べた。
スティング「ありがとうございます。フリードさん、ビッグスローさん！」
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さる吉(プロフ) - バックナーさん» 再登場いいですね！彼らの今後の活躍が楽しみです！ (2020年7月6日 5時) (
レス) id: 626e86ce5e (このIDを非表示/違反報告)
バックナー - さる吉さん» 原作ではイゾウが再登場しました！！ (2020年7月6日 5時) (レス) id: adfb5f9265 (このIDを非表示/違反報告)
バックナー - さる吉さん» 原作では不死鳥マルコが再登場しました！！ (2020年6月21日 15時) (レス) id: adfb5f9265 (このIDを非表示/違反報告)
バックナー - さる吉さん» まさかジンベエがこの世界に来ることはないですかな？？更新楽しみにしてます！！ (2020年5月27日 22時) (レス) id: adfb5f9265 (このIDを非表示/違反報告)
さる吉(プロフ) - バックナーさん» ありがたいことに五年になりました！続編できましたよ！ (2020年5月20日 13時) (レス) id: 626e86ce5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さる吉 | 作成日時：2019年4月4日 8時
