267: クザン ページ48
*
突進してきたナツに、ルフィとハッピーを捕らえていた、ミレイの仲間の男は、足掻いてみせた。
「知っとるんやで！ あんさんの魔法の属性は火や！ オレとは相性が悪い！」
ナツ「それでも諦めないのが、オレ達「妖精の尻尾」の魔導士だ！ 火竜の……！」
迫ってくるナツに、男は構えながら余裕の笑みを見せた。
「せやから無駄……！」
ナツ「つば！」
「んなアホな！」
相手がまさかの騙し討ちに驚いていた隙に、ナツはルフィとハッピーを救出した。
「しもた！ オレとしたことが！」
「兄ちゃん、よそ見は良くないな。」
「な……」
「アイスタイム。」
わずかな隙に、男へ近づいていた大男は、体から放つ冷気によって、男の体を凍りつかせた。
ナツ「さすがだな、おっさん！」
「おっさんじゃねえ。クザンだ。」
ナツ「サンキュー、クザン！」
「……まあ、いいか。」
クザンはルフィとハッピーを縛っていた水のロープに触れ、凍りつかせた。
「壊すのは、兄ちゃんの仕事だ。」
ナツ「よし！」
ナツが炎の拳をまとったその瞬間、ルフィがパチっと目を覚ました。
ルフィ「ん？ おお？ なんだ？ あれ？ なんでおれ捕まってんだ？」
ナツ「ルフィ！」
ハッピー「ああああナツうううぅ。」
ルフィ「ナツ！ お前が助けてくれたのか？」
ナツ「いや、オレじゃねぇ。このおっさんが助けてくれたんだ。」
ナツの視線を追い、ルフィは大男ことクザンと目があった。
「よお、麦わら。」
ルフィ「な……！」
「まさかお前とこんなとこで会うとはな。仲間もいるのか？ ニコ・ロビンは？」
ハッピー「ルフィ、知り合いなの？」
ルフィ「海軍の、大将だった奴だ。」
大将という言葉に聞き覚えはなかったが、似た言葉を覚えていたハッピーは、首を傾げた。
ハッピー「えっと、スモーカーは中将だったから……」
ルフィ「それより上で、強えんだ。」
「あらら、スモーカーもいるの？」
ナツ「知ってるのか？」
「知ってるさ。同じ海軍だったからね。だが詳しい話は後に回そう。急いでるんだろ？」
ナツ「そうなんだ！ オレ達、シーザーって奴を探してて……」
「なるほど……よし。行くぞ。」
先へ進み出す前に、大男はナツの方へ振り向いた。
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ラフロイグ - さる吉さん» 青雉は覇気使いですからグレイがデビルスレイヤーになっても青雉の氷は操れないと思いますね！！青雉の方が歴戦ですから！！ (2019年4月2日 18時) (
レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
さる吉(プロフ) - ラフロイグさん» 青雉出しました！ グレイは氷から色々な物を作って操る感じがある一方、青雉はどちらかというと凍結という感じなので……グレイがデビルスレイヤーになったら青雉の氷も操れる？？(脱線) 新元号の令和、なんだか良い響きですね。 (2019年4月2日 1時) (レス) id: 98a1d46b4e (このIDを非表示/違反報告)
ラフロイグ - さる吉さん» 出ましたね！！青雉が！！グレイは同じ氷使いとして青雉をどう思うのか気になりますね！！後日本でとうとう新しい年号が決まりましたな！！命和でしたっけ？？ (2019年4月1日 18時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
さる吉(プロフ) - ラフロイグさん» ひぇー大丈夫ですかね…… (2018年12月26日 16時) (レス) id: 98a1d46b4e (このIDを非表示/違反報告)
ラフロイグ - さる吉さん» ワンピースの原作ではルフイがカイドウに捕まりました！！ (2018年12月23日 16時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さる吉 | 作成日時：2017年10月1日 13時
