【HUNTER×HUNTER】ゾルディック家の氷の舞姫 (ページ14)

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12話ページ14

『はぁ…』

色々疲れた。

あの後、霧の濃いヌメーレ湿原を抜け、第2次試験会場へ。

二次試験の内容は、料理だった。

全員が不合格と言う大変なことが起きたが、ハンター協会の会長さんが駆け付け、なんとか合格することが出来た。

今私たちが乗っているのは飛行船。

三次試験会場まで、移動距離が長いらしいので、それまでここで待機ということになった。

着く予定は、明日。もうあたりは真っ暗。

クラ｢お疲れ、A｣

『あら、クラピカ。お疲れ様』

とそこへ、クラピカが私が休憩していたテラスにあるベンチまでやってきた。

ちなみに、ゴンとキルアは飛行船の中を探検中。

『あれ？レオリオは？』

クラ｢もう寝たよ。爆睡だ(笑)｣

『そう(ｸｽｯ

レオリオ、今日頑張っていたものね』

クラ｢ははっ、そうだな｣

((ﾋｭｰｰ

とその時、強い風が吹く。

『んっ…』

Aの綺麗な銀髪が大きく揺れる。

クラ｢っ//

A、冷えるぞ｣

クラピカは自分の着ていた上着を、Aにかける。

『ありがとう。助かるわ』

クラ｢あ、ああ//

そうだ。お腹すいてないか？

食堂から、なにか手軽に食べられる物を持ってこよう｣

『いやいや！そんな、クラピカの手を煩わせるわけには…』

クラ｢気にするな。ちょっと待ってろ｣

『あ…』

クラピカは、食堂の方へ駆けていってしまった。

『ふふっ、優しいのね』

(ﾋﾟｺﾝ

『ん？』

クロロ話を聞いたんだが、ハンター試験を受けているって本当か?

『だんちょー？

話を聞いたって、シャルからかな』

Aそうよ。絶賛試験中。

クロロAなら楽勝だと思うが、あまり無理をするなよ

『ふふっ、だんちょーまで私の心配？』

A大丈夫よ。必ず受かってくるから。心配しないで?

クロロそうか。たまには、俺に顔を出してこいよ

あれ。そういえば、全然だんちょーに会ってなかったっけ。

A了解。また連絡するわ。

クラ｢A｣

『あ、クラピカ』

クラ｢嬉しそうだな。どうかしたのか？｣

『うん、ちょっと知り合いから連絡があってね』