11話 ページ13
ゴン｢あっはは。そんなに気にしないでいいよ？
俺は親父を恨んでなんかいない。
むしろ、俺を捨ててまで夢中になったハンターっていう仕事がどんなのなんだろって気になってここまで来ちゃったんだから｣
『そっか…』
ゴン｢ちなみに親父、俺と同じ12歳でハンター試験受けたんだって！｣
『おお！それは頑張らなくっちゃだね！』
ゴン｢うん！｣
キル｢お、ゴールが見えてきたぜ｣
ゴン｢おー！｣
階段の先から、光が差し込んでいる。
キル｢いくよ、姉さん！｣
『あ、ちょ！』
キルアとゴンは、どんどんスピードを上げ、前の人を追い越していく。
そして…
ゴン/キル｢｢ゴーーール！！｣｣
第一次試験官、サトツさんが止まったところまで着いた。
ゴン｢やった！俺の勝ち！｣
キル｢まてよ！今のは俺の勝ちだろ！？｣
ゴン｢俺だよ！｣
キル｢俺だって！！｣
『あらあら…』
ゴン/キル｢｢A/姉さん ！！ どっち！？｣｣
『！』
いきなり揃って声をかけてきたのでびっくりするA。
『いや〜、私には同着に見えたね〜。
えっと、サトツさん…は？』
Aは第一次試験管の名前を確かめるように訪ねる。
サト｢私にも同着に見えましたね｣
ゴン｢なーんだ、そっか｣
キル｢ちぇ、同着かよ｣
『ねぇ、サトツさん。
ここがゴール？』
サト｢いえ、二次試験会場はまだ先です｣
キル｢まだ走るのかよ｣
ゴン「残念」
『にしても、ここは霧が濃いわね』
目の前に広がるのは湿原。霧が濃く広がっている。
ゴン｢うん、前が見えないね｣
続々と、ハンター受験者が集まってくる。
すると…
ゴン｢あ、レオリオ！クラピカ！｣
レオ｢はぁっ………はぁっ………｣
『お、やっぱりレオリオ来たね』
レオ｢はぁっ……たりめぇーだ……｣
ゴン｢お疲れ！レオリオ！｣
キル｢あそこでへばってた割には、やるじゃんおっさん｣
クラ｢ここがゴールなのか？｣
『まだ先だそうよ』
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作者名：Luna | 作成日時：2018年12月10日 22時
