8話 ページ10
((バタバタバタ
キル「乗る?姉さん」
『遠慮しとくわ。自分で走れる』
乗る、というのはキルアが持ってきていたスケボーのこと。
キル「そ。乗りたくなったらいつでも言えよ」
『ありがとう』
キル「っ//別に」
Aの笑顔に、反射的に照れるキルア。
キル「っ…どこまでいくんだろうな」
『さぁ…』
あれから、ハンター試験は締め切られ、第一次試験が始まった。
全員で405名が集まったそうだ。
うち1人は、あの奇術師によって死亡。
試験前なのにやらかしたなあいつ。
いや、試験前だからか。
第一次試験の内容が、この今走っていること。
今、先頭を走っているのは第一次試験官。
その試験官にずっとついて行くことがこの第一次試験の合格条件。
キル「つまんねぇーの。こいつら遅い」
『まぁまぁ』
?「おいこらまて餓鬼!」
吠えてきたのは、黒いスーツを着たおじさん。
キル「ん?」『え?』
?「ハンター試験舐めてんのか!?」
キル「なんのこと?」
?「なんのってそのスケボー!反則だろ!?」
キル「これ?なんで?」
?「これは持久力のテストなんだぞ!?」
『持久力テスト?』
?「違うよ!」
また今度はツンツンとした髪の少年が話しかけてきた。
?「試験官はついてこいって言っただけだもんね!」
?「てめ!どっちの味方だよ!?」
またスーツの男が吠える。
キル「ねぇ、君いくつ?」
『!』
珍しい。キルアが興味を示すなんて。
?「12歳!」
『へぇ、キルアと同い年だね』
キル「ちょ!姉さん!」
?「え!?同い年なの!?
嬉しいな〜。俺はゴン!」
キル「俺キルア」
ゴン「お姉さんは?」
『え、私?』
ゴン「うん!」
『A。この子、キルアの姉です』
ゴン「へぇー!兄弟なんだね!
よろしく!Aお姉さん!」
『ふふっ、Aでいいわよ。
お姉さんって呼ばれるのは、兄弟だけで十分』
ゴン「わかった!」
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作者名:Luna | 作成日時:2018年12月10日 22時