【HUNTER×HUNTER】ゾルディック家の氷の舞姫 (ページ7)

今日:2 hit、昨日:18 hit、合計:35,438 hit

5話ページ7

『は？母さんとミルを切ってきた？』

キル「俺の邪魔してきたから。

後、姉さんが帰ってきたことを隠していたバツ」

あ、それは私が全速力で逃げたからだな。

『後で謝るんだよ』

まぁ、私が言えた義理じゃないけど。

キル「気が向いたら」

『もう…』

キル「で、姉さんはどこに向かってるの？」

『キルアも受ける？ハンター試験』

キル「ハンター試験？

あの超難関だって言われている試験のこと？」

『そう。知り合いがその試験会場を教えてくれてさ、これから受けに行こうと思うの』

キル「ふぅーん、面白そうじゃん。俺も受ける」

『決まりね』

＊

＊

キル「え、ここが試験会場？」

『そうみたいよ』

そこは、ただの何処にでもある飲食店。

(ｶﾞﾗｯ

キル「あ、おい…」

Aは構わず飲食店の扉を引く。

店主「らっしゃい。ご注文は？」

『ステーキ定食、2人前』

店主「焼き加減は？」

『弱火でじっくり』

店主「あいよ、奥の部屋に行きな」

『どうも。

ほら、キルア行くよ』

キル「あ、おう」

＊

＊

奥の部屋

私達は、奥の部屋に案内され、用意されていた椅子に座る。

キル「なに？さっきのやり取り」

キルアは何も教えてもらえてないことに、少し不機嫌な様子。

『これが、ハンター試験に入るための合言葉ってところかしらね』

(ｶﾞﾀﾝｯ

すると、部屋が音を立てながら揺れ、何やら下に下がっているように体が感じる。

キル「エレベーター？」

『みたいだね』

キル「…姉さんさ」

『なに？』

キル「雰囲気変わったな。なんか、昔と違う」

『そうかしら？

でもまぁ、強いて言うなら…』

キル「言うなら？」

『あの人が、私を変えてくれたのかもね』

キル｢それって…｣

(ﾁｰﾝ

キルアの言葉を遮るように、エレベーターの到着の合図が鳴る。

『おや、着いたみたいだね』