doing 5

るい × けんた ページ6

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「…い、るい、るいってば、！」

『ん"ん…んぁ、健太？なに、どうしたの。』


ぐらぐらと揺すり起こされて、重い瞼を上げるとまだ真っ暗な外の世界。


…えーっと、



久しぶりの2人での沖縄帰省で、実家に帰ったら健太が神谷ファミリーを引き連れてやって来て、空港で別れたはずなのに2時間で健太に再会した昨日。
俺らが久しぶりに帰ってきて、地元のみんなとか仲良かった友人なんかを呼んで、夜はえらくどんちゃん騒ぎだったことを思い出す。

和室に布団を2枚敷いてもらって、2人並んで倒れるように寝た。

疲れていたしお互い広々寝たいってことになって、別々のベッドで寝たんだっけか。


暗闇の中で捉えた俺を起こした張本人の健太は、凄く怯えたような顔をしてて。

あぁ、怖い夢でも見ちゃったのかな、って。



『おいで？』

「…ん、」


体を起こして両手を広げれば、もそもそと近づいてきてすっぽりと俺の腕の中に収まる。

ぎゅう、と少し痛いくらい強く抱きしめられて、もうちょっと早く起きてあげれば良かったな、と少し後悔したり。

俺の背中に回されているその手は、小さく小刻みに震えているから、よっぽど怖い夢だったのだろうか。
優しく、規則正しく背中を叩いていると、だんだん手の震えが治まってきた。


ちらりと枕元の時計を横目に見ると、まだ朝方と言うには早すぎる時間。



『…落ち着いた？』

「…ん。」

『良かった。ん、寝れる？』


コクリと首を小さく縦に揺らした健太は、またもそもそと自分の布団に戻っていく。









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ラッキーランペ(作者のつぶやきもあったり。)

やましょーから完全に犬にしか見られてない陸

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