つづき。 ページ42
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塩で味付けしたお粥とレンゲ、新しい冷えピタをお盆に乗せ、マスクをして再び樹の元へ。
ベッドの隣にゆっくりと腰を下ろすと、まるで昨日と形勢逆転で少し笑えてくる。
冷えピタを貼り変えるといくらか柔らかくなった表情に安堵し、ベットの脇に両腕を乗せてその上に顎を乗せる。
最近詰め込み気味だった為に、気持ちよさそうに眠る樹を起こす気なんて起きない。
…寝顔が随分昔の樹と全く変わらなくて、なんだか凄く好き、なんて本人の前で言えたもんじゃない。
閉じられた瞼の、そのなっがいまつ毛を眺めてぼーっとしていると、不意にいつきの手がモゾモゾと動く。
起きたかと思って体を起こすと、樹の手は探るように俺の手に触れる。
…あっという間に俺の手と樹の手は恋人繋ぎになった。
『？！っちょ、起きてんの…？』
突然のことに動揺しながら、でももし寝相なら、とか考えて語尾はだんだん小さくなった。
それでも、樹はそれ以上は動かない。
うそ、寝てる？
『っ、…可愛すぎじゃね……』
思わず頭を抱える。
っ俺じゃなかったらどうするつもりだったんだよ、！
…こいつの隣は俺以外ありえないけど。
ただ、この状態ではむやみに動くことも出来ず、でもここで寝てしまう訳にも行かないので、どうしたものかと首を傾げる。
すると、知らないうちに俺が動いてしまっていたのか、ほんの少し、きゅ、と手に力を入れられたような気がした。
わ、今度こそ本当に起こした…！
樹の瞼がだるそうに持ち上がる。
目を覚ました彼は、繋がれている手と俺を交互に何度か見ると、ドン引きしたような顔で俺を見つめた。
『いやお前がやったんだからな？！』
すると、「はいはい、わかったわかった。」みたいな顔をする樹。
だからぁ！と俺が誤解を解こうと口を開くと、またきゅ、と握る手に力が入れられる。
もっとも、先程も今も、病人なだけあって微力ではあるが。
『っなんだよ、』
樹は俺を見てクッと口角を上げると、パクパクと口を動かす。
その口の動きを理解した時には、樹はもう瞼を閉じて夢の中だった。
"このままがいい"
…対する俺は、普段との糖度の差にもはや物も言えなかった。
(翔平、はらへった。)
(あぁ、お粥あるよ。ほら。)
(は？おれ病人だよ？たべさせてよ。)
(はい？！)
..｡.:+・ﾟﾟ・*:.｡..｡.:+
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(@oyuu_s)
ラッキーランペ(作者のつぶやきもあったり。)
やましょーから完全に犬にしか見られてない陸
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天海さん。 - 白湯さん» ありがとうございます！かいやまいいですよね(^―^) (2021年4月19日 21時) (
レス) id: c4d5da031d (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - 天海さん。さん» ありがとうございます〜！かいやま、可愛いですねぇ…（ 承りました^ ^気長にお待ちください。 (2021年4月12日 22時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)
天海さん。 - 2のつづき(しょへいつ)書いてくれてありがとうございます！！かいせい×やましょーがみたいです！！ (2021年4月12日 16時) (レス) id: c4d5da031d (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - るぷさん» ありがとうございます^ ^壱馬さんはつい後ろにしてしまう作者です…笑これからもちまちま更新致します〜 (2021年4月5日 1時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)
るぷ - バレないように我慢してる壱馬くんに彼シャツで拘束されちゃってる壱馬くんとめっちゃくちゃ可愛いくて癒されました〜ありがとうございます！ (2021年4月4日 20時) (レス) id: 9958439a6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白湯 | 作成日時：2020年7月18日 18時
