第20話 ページ21
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「ほうはほは?(そうなのか?)」
「覚えてないの!?」
そんなやり取りを横から笑いながら見てくるベンさん達
「こりゃ大頭がやらかしたかもな〜」
「だな〜!!こりゃ責任とらにゃいかんなぁ!」
と横から茶々を入れるルゥさんとヤソップさんに
「そこ!!野次馬!!!!」
「落ち着け音彩。まだ何もされてないんだ、大丈夫だろ」
「まだって何!??発言が危ないんですが!?違うそうじゃなくて!!!」
なんて捌ききれないボケの状態を慣れないツッコミでかわしてゆく
っていうか人生でこんなにツッコミすることってある?ないよね??
「そうか俺のせいか…」
「所為っていうか……原因を作った…………」
なんかもう物凄く疲れた…疲労感えぐ……
「悪かったな!」
「軽っ!??」
『この人、反省してくれてる』っていうのを思えない謝罪を受け取ったのは初めてですよ、ええ
今「そうか俺の所為か…」ってちょっと申し訳なさそうにしてくれてたじゃない
「よーし、酒場行くか」
「切り替え!??」
これが通常?常識?
私がおかしいのか??と思ったんだけどそうだった
こんな感じで1ヶ月間流されたり何なりしてたんだった
なぜ私は忘れていたのか
彼らは陽気な海賊、そしてマイペースオブマイペース
いや海賊全般がマイペースだよ
自分の中で腑に落ちる様に何とか納得する理由を探す
「そうだ私はそもそもこの世界の住人じゃないしもし仮に本物の海賊に会ったとしてもマイペースに巻き込まれて最終的にはサメの餌にされてたかもしれないじゃないかうんそうだ彼らはまだ優しいんだよ」
なんてブツブツ自分に説得をする音彩を横目にぞろぞろと船を降りようと準備するシャンクス達
「音彩行くぞー」
「いつまで端にいるんだー?早く来いー?」
「置いてくぞ?」
と皆に声をかけられ
「…あ、はい」
なんとも早い切り替えに我に返らされた
そして2日目。いつもの様に酒場にいくみんな
息をするように行くじゃん
私は他のところ行こうっと
だって昨日みたいに突然歌わされるとかまたありそうだし陽キャレベル5の私には高難易度クエスト過ぎたのだ
またいつかレベリングしてから挑戦させて。いつかは分からないけれど
海岸沿いにある港を軽く散歩する
昨日も見たけれど、漁業が盛んなのかな?
島にある街にはレストランもあるが、魚の料理が多いのが目に入った
(朝ごはん食べてないし、レストランにでも行くか〜!)
そんな事を考えながら歩き出す。がしかし、肩が誰かに当たってしまった
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