Twinkle star

仲間 ページ28

『えっ‥‥嘘でしょ‥‥？』

『‥‥ホント‥‥。』


『‥‥やっばぁ。。』


最近俺が浮かない顔をしているから、佳菜が話しかけて来てくれた。

リンクの隅で。

『カナダに行くって、それで、告白したァ！？！？！』


話しかけてくれた優しさは嬉しいんだけど‥‥声がデカイんだよなぁ‥‥。

勿論周りにも聞こえてる。
あぁ‥‥野次馬が来るぞ‥‥。。




『‥‥え、私そんな話聞いてないよ？ゆづ？』

まず、真央ちゃんが駆け寄ってきた。

『‥‥言ってなかったから‥‥。』




『えっ、ゆづそんなに進展してたん？！？！』

安定のノブくん。

『‥‥進展と言うか‥‥当たって砕けろ‥‥みたいな？』




『‥‥えっ、ゆづくん俺も聞いてないですよ？その話。』

当然の様に来る昌磨。

『だっから、言ってないから！』






『で、返事は？どうやったん？！？！』

ノブ君が結構大きい声で言った。


『まだ‥‥今すぐじゃなくていいって言った。』

『うわ〜何それめっちゃドキドキするやん！！』


『でもさ、俺だいぶ早とちりしたかな？』


矢張り唐突過ぎたかな、と今更になって凄く思う。

『そんな事ないでしょ！カナダ行ったら簡単に会えないし‥‥早いめに自分のモノにするってのも全然アリでしょ。』

佳菜が珍しく真面目に言った。

『かなぁ‥‥。』


『そうだよ！！なんか自信無さげにしてるけど、なんかゆづらしくないよ！自信満々なのか羽生結弦でしょ！』


‥‥佳菜。


『そうですよ。ゆづくんには、常に色々と俺の前に立ってもらわないと。』


‥‥昌磨。


『だから、背筋伸ばして！』

‥‥真央ちゃん‥‥。





『皆ありがとう‥‥。元気、出たよ。』


結局俺は皆に助けてもらうんだ。
何だかんだ言って、皆いい人ばかりだし、感謝の言葉しかない。

だから、俺は俺らしく居ようと思った。

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