Back for...【TXT・YJ】 (ページ6)

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5.『もう！』ページ6

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Youside

コピー室のドアを開けると誰もいなかった

辺りを見回しても誰もいない

『とりあえずコピーコピーしなきゃ』

書類をセットしてスタートボタンを押す

『ん？なんで印刷されないの』

スタートボタンを押してもうんともすんともしない

朝からのムカつきで連打する

『もう！印刷してよ〜』

コピー機の下を覗きながら再び連打

『あーもう』

連打してる手が宙に浮いて
顔を上げると眉間に皺を寄せたチェ・ヨンジュン

YJ「用紙切れ」

『え、あぁ』

私が一歩下がると手際良く用紙をセットする

YJ「はい」

『あ、ありがと』

用紙がセットされるとコピー機が動き始めた
次々と印刷されていく

『ん？待って、こんなに要らない！ストップストップ！』

慌ててまたボタンを連打した

YJ「ストップのボタンはこっち」

後ろから重なった大きな手に驚きながらも
ストップのボタンが押されて止まるコピー機

『！っ､､､』

YJ「､､､普段からこうなの？」

『え？いや、そういうわけじゃ､､､』

振り向くと至近距離の顔に言葉が詰まった

YJ「そう」

『､､､っ』

目が合って心臓がうるさくなる

チェ・ヨンジュンは離れるとコピー室から出ていった

『､､､っ、あーもう最悪』

こんなのポンコツじゃん

あー朝から情けない姿ばかり見せてる

彼が来てから気にしすぎて調子が狂う

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