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目黒｢…お人好し｣
彼女の遺体を横目に、いつの間にか向井の背後に移動していた目黒はそう呟く。
目黒｢ってかネックレス外すなら先に言えよ。俺まで｢観客｣になるとこだった｣
向井｢…ごめん｣
目黒｢……俺の上着羽織っとけ。返り血なんて街中で見られたら何言われるかわかんない｣
向井｢…ありがとう｣
目黒｢…舘さん、後で遺体の処理お願いしておいて｣
佐久間『ざんねーん！今情報室は俺でした！りょーかい、伝えとくよ！』
目黒｢…康二、帰ろ｣
向井｢……せやな｣
帰路に着き、血のついた服をランドリーに放り込み、目黒はさも当たり前のように向井と共に部屋へと入った。
目黒｢…ほら、｣
向井は何も言わずに目黒の肩に頭を預けた。
目黒｢……別に、お前1人の所為じゃないだろ｣
向井｢…わかってるよ｣
目黒｢人が死んだら、逆恨みする人間もいるよ｣
向井｢わかってる…｣
目黒｢俺は別に康二の昔話なんて聞いても、同情は出来ても理解なんて無理な話だから、これは俺個人の意見としてだけどさ｣
向井｢…うん｣
目黒｢逆恨みするような人間はいっぱいいるんだし、その全部をお前が背負う必要もないだろ｣
向井｢………うん｣
目黒は、そのまま何も言わずただ落ち込む向井の頭を預けていた。
その内聞こえてきた寝息に、反射的に見ると、向井は器用に目黒の肩に頭を預けたまま眠っていた。
目黒｢…はぁ｣
1つ溜息をつくと、目黒はそのまま向井をベットに寝かせる。
…今日は休みだ。
年上のくせに甘えたがりの向井に付き合ってやるくらい、雑作ない。
目黒は向井が起きるまでベットに座って端末をいじっていた。
その日は1日中彼の傍にいてやった。
翌日、向井が自慢話のように目黒がそばに寄り添ってくれたと言いまわってるのを見て目黒が向井の鳩尾を思い切り蹴ったというのは、また別の話で。
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みさこ(プロフ) - ダテ様の「ラウールは預かったメール来た」のセリフ好きです (2020年11月14日 5時) (
レス) id: 96340430ed (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございます！とても楽しく読ませていただきました！これからも頑張って下さい！ (2020年2月13日 11時) (レス) id: 25ea824704 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんたぬお(；´_ゝ`)(プロフ) - 本当に好きな作品で夜寝る前の日課になっています笑 差し支えなければリクエストの方をさせて頂きたいのですが、緑さんの力が暴走して、兄のことは覚えているのに自分がS隊であること、そしてS隊の皆のことを一時的に忘れてしまう、みたいなお話が見てみたいです…！ (2020年2月12日 22時) (レス) id: e589be5cc6 (このIDを非表示/違反報告)
はら(プロフ) - いつも楽しく拝見させて頂いています！リクエストさせて頂きたいのですが、康二が弱ってたりピンチな所を助けるようなお話が読みたいです。目黒が特に康二に優しかったり必死だったらとても嬉しいです、、、。宜しくお願い致します。 (2020年2月12日 22時) (レス) id: 4b0a14856e (このIDを非表示/違反報告)
いちごみかん。(プロフ) - はじめまして！リクエスト失礼します！今回の涼太くんの話見てて、流行り病の時のゆり組の話がみたくなりました！笑お願いします！これからもがんばってください！ (2020年2月11日 22時) (レス) id: bb0523e0f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年2月5日 22時
