＊ ページ29
佐久間｢ナイスシュート！！｣
向井｢舘様のロケランめっちゃ性能ええやん！｣
岩本｢もう1発撃っていい？｣
目黒『やめて、俺が死ぬ』
向井｢めめ！めめもう入ってるん！？｣
目黒『入ってる、今壊れた無線機見つけた。あ、敵に見つかった』
岩本｢目黒お前！ラウール助けるのは俺だからな！｣
目黒『はいはい』
インカムから阿部の溜息が聞こえてきたが、それは無視して近接遊撃合同部隊の3人は城内に侵入する。
完全に｢おれ、おまえ、ころす｣といった脳筋状態の岩本を敵が太刀打ち出来る訳がなく。
見るも無惨に突破されていった彼らを押しのけ、地下に続く階段からどことなく怪しい扉を発見した。
佐久間｢照速いよ〜｣
向井｢ここ？｣
岩本｢…よし｣
先程のロケランをドアに向かって発射する。
その場にいる誰も止めなかった事から、もうこの場に脳筋じゃない人間はいないようだ。
岩本｢…ビンゴ｣
ロケランを抱えて悠々と降りていく岩本たちに、重傷状態で済んだ敵たちは震えた様子で彼らを見る。
ラウール｢い、岩本くん…｣
ボロボロのラウールを見て更にスイッチが入ったのか、それでもまだこの場でロケランを撃つ選択肢はなかったようだが、岩本は迅速な速さで双剣を取り出しω国の外交官に襲いかかる。
ラウール｢待って！！｣
首ギリギリで止まった刃に、外交官は気絶寸前だ。
ラウール｢あ、あのね、その人ね、ずっと震えてたの、あの、そこで気絶してる人がずっと圧力かけてたし、なんか、顔もずっと青ざめてたの、だから…｣
岩本｢…佐久間｣
佐久間｢はいはい、とりあえず手錠とネックレス外すね、鍵｣
｢は、はい…｣
ラウール｢…ねぇ、貴方は、脅されてやってたの…？｣
｢……ち、ちがいます、私が、命令して、｣
胸が焼けるような感覚、あぁ、これは嘘なんだな。
そう思ったと同時に白い花を吐き出した。
目を見開いた外交官に、気にしないでください、と笑う彼とは裏腹に、3人は目線だけで人を殺すとでも言いたげに男をみていた。
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みさこ(プロフ) - ダテ様の「ラウールは預かったメール来た」のセリフ好きです (2020年11月14日 5時) (
レス) id: 96340430ed (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございます！とても楽しく読ませていただきました！これからも頑張って下さい！ (2020年2月13日 11時) (レス) id: 25ea824704 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんたぬお(；´_ゝ`)(プロフ) - 本当に好きな作品で夜寝る前の日課になっています笑 差し支えなければリクエストの方をさせて頂きたいのですが、緑さんの力が暴走して、兄のことは覚えているのに自分がS隊であること、そしてS隊の皆のことを一時的に忘れてしまう、みたいなお話が見てみたいです…！ (2020年2月12日 22時) (レス) id: e589be5cc6 (このIDを非表示/違反報告)
はら(プロフ) - いつも楽しく拝見させて頂いています！リクエストさせて頂きたいのですが、康二が弱ってたりピンチな所を助けるようなお話が読みたいです。目黒が特に康二に優しかったり必死だったらとても嬉しいです、、、。宜しくお願い致します。 (2020年2月12日 22時) (レス) id: 4b0a14856e (このIDを非表示/違反報告)
いちごみかん。(プロフ) - はじめまして！リクエスト失礼します！今回の涼太くんの話見てて、流行り病の時のゆり組の話がみたくなりました！笑お願いします！これからもがんばってください！ (2020年2月11日 22時) (レス) id: bb0523e0f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年2月5日 22時
