番外編 .. ページ24
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都市の周りを半周といったところだろうか。
対して時間は立っていないものの日が沈むのも時間の問題で、橙色に輝く光に目を向けて眩しさに目を細めた。
塵と砂ばかりが広がる地平線上。
その上を夕日が眩しく照らしていて、都市の半分を光が照らしていた。
足場が良いとは言えなくって、硝子片や空き瓶を踏まないように気を付けながら出来るだけ砂の上を歩いた。
そして、唯何となく直感で光に照らされている都市へと足を進めた。
すると、一つだけ歪んでいる場所があった。
「これは…、…。」
凝をしたままの目で膜を見るとゆらゆらと揺れている部分があった。
近づいて確かめると大人一人が通れそうなほどの亀裂があるのが分かって、少しだけ目を瞠った。
薄い膜が、不自然に裂かれた痕。
でも、無理やりこじ開けたような痕跡はなかった。
直ぐ後ろにいるパクノダとフランクリンにも聞こえないような小さな声で呟くと笑みをこぼした。
「どうかしたのか？」
「入口になりそうなところを見つけたのよ。凝をしてみて、フランクリン。」
「わかった。」
立ち止まったまま動かない様子を見て声を掛けたフランクリンは凝をして見ろ。という言葉通りに凝をした。
すると、今まで都市全体を覆っていた膜が目の前の一部分にだけ裂けて通れるようになっている場所を見て驚いた。
フランクリンの反応を見て私も。とパクノダも凝をすると同じように驚きながら此れで中に入れる。と胸をなでおろしていた。
裂かれた膜は断面がゆらゆらと揺らいで、其処に触れないように通り向けると外から見た光景とは違う街の光景に全員が目を瞠った。
膜の外から見た街ははっきりと建物の様子が見えた。
だが、膜の内側の街並みは建物の影しか見えない。
薄く砂色に色づいた霧の様なものが一面を覆っていて、建物によく近づかないと何処に何があるのかさえ認識できなかった。
視覚には頼れない。
おまけに、どうやらこの霧には念を阻害や妨害する効果があるようでこの中で念を使うには何時もより念の質を上げなければ使うことはできないだろう。
パクノダやフランクリンは円を発動しようとしたようだが念が身体の表面に留まるだけの状態に混乱していた。
「どうして……念が…」
「身体の表面から外側へ展開できない…」
まさかこの霧のせいだとは思わない様で、突然念が使えなくなったことで焦りを覚えさらに念を籠めようとした。
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xxxxxers(プロフ) - ほんとに面白くて4時間？3時間ほどで読み終えてしまいました！随分前に更新停止しているのはわかっているのですが、できるのであればこの作品の完結を見届けたい限りです…！どうぞ作者様のお身体一番に考え、今後の更新お待ちしております…！！！！ (3月28日 12時) (
レス) @page36 id: 13f4a23a05 (このIDを非表示/違反報告)
huji山(プロフ) - とても面白くて一気読みさせて頂きました(^^)更新待ってます。でも無理はしないでくださいね (10月29日 16時) (レス) @page3 id: 704ce5ae45 (このIDを非表示/違反報告)
g9bdo(プロフ) - 本当に好きな作品です！更新待ってます😆 (2022年8月27日 3時) (レス) @page36 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
名無し64451号(プロフ) - 更新ずっと待ってます(泣) (2022年8月17日 17時) (レス) @page36 id: 6f674f571c (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - 作品すごく面白くて、子蜘蛛のみんながかわいすぎます。様々なことがあるとはおまいまさが、更新楽しみに待っています。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高校生 | 作成日時：2017年2月2日 0時
