番外編 .. ページ23
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「……さて。ここからが大変。入口を見つけないといけないわね。」
Aが発した言葉にきょとんとした表情をするパクノダとフランクリンに笑いかけると凝を使ってみなさい。と指示を出した。
すると、都市全体を覆う膜の様なものが見えて大きく目を見開いた。
「なっ、何これ……本当に、クロロ達がこの中に…？」
「膜が薄すぎて気が付かなかったのか…？」
凝を使って全体を見渡すと街の上空まで覆われている膜。
目に集めた念を解いて、Aの方を見ると首を振って否定された。
「違うわ。この念は誰も中に居ない状態では初同しない。恐らく、クロロ達が中に入って数分後に発動してしまったんでしょうね…」
広大な都市を上空まで覆う様に展開されている念は薄い灰色をしていて、気味の悪い色をしていた。
こうなった場合は入口を探すしか入る方法が無いから、凝をして膜が途切れているところを探しましょう。とAが言う事に頷いて念を出す。
入口は一つしかないから都市の周りを歩き進んで行った。
これ以上詳しいことはA自身も知らないため内心でこっそりと呟きながら歩き進めていった。
地面を足で踏みしめる音と風の吹き続ける音だけが増えて、限界まで凝を修行としてやってみなさい。とAに指示された二人は凝をしたまま前を見つめる。
視線を、目の前に或るマントを羽織った彼女に向けるとフードを被った頭を見て、背中に視線を落とす。
そうして、ずっと疑問に思っていたことを口に出す。
「ねえ。Aお姉ちゃんは此処の事知ってるんだよね…どんな所なの？」
「…オレも知りたい」
ちらりと二人を振り返って凝を解いていい。と指示されたとおりにすると先を歩いていたAの速度が落ちた。
パクとフランクリンの間に入ると二人に手を差し出した。
其れを見て、頬を染めながら輝かせた表情をしながら二人とも差し出された彼女の手に手を合わせた。
三人並んで、手を繋いで歩いた。
「私がこの町の事を知ったのはある貰い物の本からよ。」
そうして、此の街の悲しい擦れ違いと愛に溢れた切ない物語を語った。
物語を話し終えると、矢張り手を繋いでいたのは正解だったようでぎゅっ、と繋いだ手に力がこもった。
其処から少しの恐怖心が伝わってきた。
そんな様子を見て、でもね。と話を続けた。
屹度、全員が幸せだったんだと思うわ。
本には書かれていない。でもこの想像が間違いだとは思わない
だって＿＿
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xxxxxers(プロフ) - ほんとに面白くて4時間？3時間ほどで読み終えてしまいました！随分前に更新停止しているのはわかっているのですが、できるのであればこの作品の完結を見届けたい限りです…！どうぞ作者様のお身体一番に考え、今後の更新お待ちしております…！！！！ (3月28日 12時) (
レス) @page36 id: 13f4a23a05 (このIDを非表示/違反報告)
huji山(プロフ) - とても面白くて一気読みさせて頂きました(^^)更新待ってます。でも無理はしないでくださいね (10月29日 16時) (レス) @page3 id: 704ce5ae45 (このIDを非表示/違反報告)
g9bdo(プロフ) - 本当に好きな作品です！更新待ってます😆 (2022年8月27日 3時) (レス) @page36 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
名無し64451号(プロフ) - 更新ずっと待ってます(泣) (2022年8月17日 17時) (レス) @page36 id: 6f674f571c (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - 作品すごく面白くて、子蜘蛛のみんながかわいすぎます。様々なことがあるとはおまいまさが、更新楽しみに待っています。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高校生 | 作成日時：2017年2月2日 0時
