番外編 .. ページ17
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何故だかわからないけど、頬を伝う熱に自分でも驚いて。
「…っ…ごめん、なさい…A……」
「……ごめんなさい」
震える声で、パクノダとフランクリンは小さく呟いた。
パクノダは涙を流しながら。
フランクリンは顔を伏せて、其れでもかたかたと肩が震えて涙をこらえていた。
スッ、とAの腕が伸びてきて抱きしめられた。
「……うん。ちゃんと謝れたね。許しましょう。」
いい子いい子。
とでも表現するように抱擁した二人の頭を撫でる温かくて優しい慣れた手の感触に、涙があふれだした。
「う、わぁぁああんっ…ごめんなさい！Aっ！！AっAっ…」
溜まっていた涙が枯れるまで泣いた。
泣きながら、Aにクロロ達の事を答えた。
約束を破った事。
何処に遊びに行ったのか。
其れでも門限は守るつもりであったこと。
どうしてこんなことをしたのかは、流石に言わなかったけれど。
話し終わる頃には涙は止まっていて、驚いた様子もなくパクノダの話を聞き終えた彼女はゆっくりと背中を撫でてくれた。
全部、全部話し終えてホットミルクを淹れてくれたので其れを飲んでいた。
窓の外を見やれば、すでに夕日が傾いていて絶対に帰ってくる時間はもう過ぎているのに何の音沙汰もなかった。
パクノダとフランクリンは互いに目を合わせて、放して、クロロ達に何かがあったことを互いに悟っていた。
Aは、二人から話を聞いて円を展開させていた。
一方向だけに集中させていた。
500m600、800…1000……1200m＿＿。
もう少し伸ばす必要がありそうだ…。
円の形状を変化させる。
初めはできるのか、と己の力量と念を疑っていた。
想像力や記憶力は他の人よりも優れているから念を調整して遊んだりしたこともある。
金色の輪を一線に伸ばして普段の数倍の距離を感知することが出来る。
確か何処かの女王蟻の猫ちゃんは2�劼泙膿�ばせたよねえ。
ひとつ、ふたつ。
街を探して、知らない街があった。
砂だらけで、霧で覆いつくされている。
違和感に気が付いたのはその町を覆う何かに気が付いたから。
念の様で、念ではないような、表現できないものがその都市を上から下まで覆いつくしていた。
その中から見知った、見慣れた気配と念を発見した。
「嗚呼。…とんでもない場所にいるのねえ」
あの街は…＿＿＿＿。
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xxxxxers(プロフ) - ほんとに面白くて4時間？3時間ほどで読み終えてしまいました！随分前に更新停止しているのはわかっているのですが、できるのであればこの作品の完結を見届けたい限りです…！どうぞ作者様のお身体一番に考え、今後の更新お待ちしております…！！！！ (3月28日 12時) (
レス) @page36 id: 13f4a23a05 (このIDを非表示/違反報告)
huji山(プロフ) - とても面白くて一気読みさせて頂きました(^^)更新待ってます。でも無理はしないでくださいね (10月29日 16時) (レス) @page3 id: 704ce5ae45 (このIDを非表示/違反報告)
g9bdo(プロフ) - 本当に好きな作品です！更新待ってます😆 (2022年8月27日 3時) (レス) @page36 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
名無し64451号(プロフ) - 更新ずっと待ってます(泣) (2022年8月17日 17時) (レス) @page36 id: 6f674f571c (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - 作品すごく面白くて、子蜘蛛のみんながかわいすぎます。様々なことがあるとはおまいまさが、更新楽しみに待っています。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高校生 | 作成日時：2017年2月2日 0時
