番外編 .. ページ11
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Aにその言葉を言われるまでは、本に書いて或る知識を見て行き急ぐように早く自分だけの発を作って強くなる。と考えていて其れがプレシャーとなって倒れたのだ。
焦らなくていい、とAに言われると素直に其れを受け取ることが出来て、其れからは発の相談を聞いてもらうようになった。
自分のペースで発を考える事についてはオレだけではなく全員がAから教えられていることなのでこんな時に誰かが発を作って発動してしまった。なんてことにはならないはずなのだ。
だから、ある可能性とすれば外部。他者からの念。
其処まで考えてからクロロは早急に全員を探し出して帰らなければならない。と表情を硬くして足を動かした。
念能力者は必ずしも全員が善人だとは限らない。
寧ろ、悪人の方が多い。
まして、此処は流星街なのだ。
中心ではないにしろ、其れでも無法者たちが集まり中心から外へ行くほどマフィアや人身売買など非合法の活動がある。
どちらかと言えば中心の方が安全なのであった。
今現在クロロ達が暮らしている場所は中心から遠いところ。
今いる砂の町はその近く。
人が居ないにしろ誰も来ないという保証はない。
念を教わる前に言われた約束が頭によぎる。
念能力者に会ったら逃げなさい。善人の顔をしていても手の届く範囲には決して近寄らない事。
一人前になって強くなるまでは敵わない者からは逃げなさい。
そう、真剣な表情でオレ達に言い聞かせたA。
理由を聞けばちゃんと教えてくれたし、他の念能力者はどんな人が居るのかと聞けばいろいろ教えてくれたりもした。
本には限りがあるので載っていないことも教えてくれたし、面白い話や発は人それぞれ価値観が違うから全く違うものが出来る事も知った。
クロロはAとの約束を破るつもりはないし、皆のリーダーとして全員の安全を確保しないといけなかった。
誰が如何決めたわけではないが一番冷静で知識のあるクロロが必然的に全員の纏め役となっていた。
だから、約束を守るためにも全員を探し出さなければいけない。
「返事をしてくれ！ ウボォー、マチ、ノブナガ！」
白に近いさらさらとした砂を蹴って砂色の霧に視界を覆われながら走り続けた。
全てが視界全体にある白い砂に覆い隠されてしまうかのようで、己すらも包み込んでしまうような其れにゾッとしたものが背筋をはしった。
其れを振り払う様に人影を探して彷徨い続けた。
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xxxxxers(プロフ) - ほんとに面白くて4時間？3時間ほどで読み終えてしまいました！随分前に更新停止しているのはわかっているのですが、できるのであればこの作品の完結を見届けたい限りです…！どうぞ作者様のお身体一番に考え、今後の更新お待ちしております…！！！！ (3月28日 12時) (
レス) @page36 id: 13f4a23a05 (このIDを非表示/違反報告)
huji山(プロフ) - とても面白くて一気読みさせて頂きました(^^)更新待ってます。でも無理はしないでくださいね (10月29日 16時) (レス) @page3 id: 704ce5ae45 (このIDを非表示/違反報告)
g9bdo(プロフ) - 本当に好きな作品です！更新待ってます😆 (2022年8月27日 3時) (レス) @page36 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
名無し64451号(プロフ) - 更新ずっと待ってます(泣) (2022年8月17日 17時) (レス) @page36 id: 6f674f571c (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - 作品すごく面白くて、子蜘蛛のみんながかわいすぎます。様々なことがあるとはおまいまさが、更新楽しみに待っています。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高校生 | 作成日時：2017年2月2日 0時
