番外編 Lost child 迷い子 ページ2
第八十八話 せめて読みだけは に記されているものの番外編
..
カラッとした湿気の無い空気に晴天の青空＿＿、と言いたいが実際には晴れではあるが上空には砂埃や塵が舞っていて晴天とは言い難かった。
其れでもまあ、いい天気である。絶好の＿＿
「探検、冒険にもってこいの天気だあッ！！」
「おおーッ！！」
だ、そうである。
事の始まりは三日前の昼。
「あー。暇……」
「暇なら外に行けばいいんじゃないかな、フィンクス」
「そりゃあそうだけどよ、なんつーか……」
床に転がりながら退屈だ。という感情を表情に出して言うフィンクスに近くで本を読んでいたシャルナークが返答をする。
回答は正論なのだが暇だといった本人は口籠って頭を搔く。
口籠るフィンクスを横目で見て本から視線をあげたシャルナークも彼が何を言いたいのかは大方予想がついている。
自分だって暇なのである。この本があるからまだましだが、本を読み終えてしまえば退屈になる。
自身が先ほど口にしたように外へ行けばいいのだが……
「……外へ出ても慣れすぎて刺激が足りないってことだよね。」
「うわっ……人の顔をいきなり覗き込むなよクロロ…。」
「あははっ、退屈そうにしてたからつい」
御免。フィン、シャルも驚かせちゃったかな。と悪戯が成功したような笑みを浮かべるクロロ。
寝転がって天井の木目を数えているときにいきなり覗き込まれたフィンクスは上体を起こすといきなり現れたクロロに驚いているシャルナークの方を見る。
大方絶をしながら二人に近寄っていたのだろう。
気配もなくいきなり覗き込まれたフィンクスと、同じく気づかぬ間に横にいて突然聞こえた声と姿に驚いて制止するシャルナーク。
戦闘が得意というわけでもないシャルナークは周囲への警戒を少なからず他の者よりもしており味方以外は近寄らせようとしないが、
クロロが今回した悪戯はただ絶をしただけで今回は味方だったからよかったものの、敵の場合だと命にかかわることなので気配察知をもう少し力を入れて修行すると心に決意させるものとなった。
「其れで？ さっきひまだって言っていたのが聞こえたんだけど」
「あー、まあ……町へ出てもいつもと変わらないつーか。」
「うん。フィンクスの言う通りなんだ。だから本を読んだ方がましかなーって」
「ふーん……そっか」
口籠っていた内容を話すと幾分か気持ちが軽くなりこのまま昼寝でもしてしまおうか。と考える。
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xxxxxers(プロフ) - ほんとに面白くて4時間？3時間ほどで読み終えてしまいました！随分前に更新停止しているのはわかっているのですが、できるのであればこの作品の完結を見届けたい限りです…！どうぞ作者様のお身体一番に考え、今後の更新お待ちしております…！！！！ (3月28日 12時) (
レス) @page36 id: 13f4a23a05 (このIDを非表示/違反報告)
huji山(プロフ) - とても面白くて一気読みさせて頂きました(^^)更新待ってます。でも無理はしないでくださいね (10月29日 16時) (レス) @page3 id: 704ce5ae45 (このIDを非表示/違反報告)
g9bdo(プロフ) - 本当に好きな作品です！更新待ってます😆 (2022年8月27日 3時) (レス) @page36 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
名無し64451号(プロフ) - 更新ずっと待ってます(泣) (2022年8月17日 17時) (レス) @page36 id: 6f674f571c (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - 作品すごく面白くて、子蜘蛛のみんながかわいすぎます。様々なことがあるとはおまいまさが、更新楽しみに待っています。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高校生 | 作成日時：2017年2月2日 0時
