第八十七話 帰還ダッシュ ページ41
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焼く物を焼いて水を入れて煮込みの作業に入ると蓋をして煮えるまで放置しながら余っている鳥そぼろと野菜を使って簡単なサラダでも作る。
味噌や米などのこの辺では珍しい物を買う場合には移動売買者を頼りにしているが、それ以外の者は基本的に町からとってきている。
買っているのではなく、盗ってきている。
私がいるせいで盗賊としての腕が鈍ってはいけないと思い食事に使う野菜や肉などは子供たちが盗ってきている。
たまに必要な物があれば説明をして頼んでくれば盗ってきてくれるのでいい練習になっていると思う。怪我もなし。話を聞くと擦ったことを見つかってすらいないようだ。
コツを教えてからは掏りの腕が上がったなあ。と頷きながらここが流星街でなければ法律で私は裁かれていただろう。
我ながら、子供たちになんてことを教えているんだ。と思いながらも自身も手癖は悪いと自覚しており一応結構な腕は持っている。
だから、皆がこれ以上怪我をしないように。将来の役に立つように教えた。
嫌な予感が少ししていた。その予感が何に対しての予感かだなんてまだわからなかったけれど、其れでも自身の勘が良く的中することは知っている。
夕食が出来る手前になるまでマチとパクに手遊びを教えたり簡単な雑学を教えていると少し広げている円の中になれた気配がすることに気が付いて洗っておいたタオルと飲み物を用意して迎える準備をする。
集団から外れて速い速度で近づいてくる気配に苦笑いしながら今日は誰だろうか。なんて考えながら玄関まで足を進める。
地面をける足音とうぉおおっ！！ という声が聞こえて今日はこの二人か。と笑いながら横で呆れた表情をするマチの頭を撫でる。パクは私と同じように笑って結果を楽しんでいるらしい。
「いよっしゃーっ！ ただいまAっ」
「ただいま、Aっ、オレとウボォーどっちが早かった！？」
「うふふ……おかえり、ウボォーにノブナガ。ウボォーが半歩早かったわよ」
畜生―っ。と悔しがるノブナガに笑いかけて少し離れたところに見える残りのメンバーに目を向ける。
Aの姿が見えると駆け足で帰ってくる様子に笑いながらおかえり。と言葉を送る。
今日は何時もの様に泥だらけにならずに帰ってきたようでああ。其れでも途中で靴を脱いだのか足が砂で汚れていた。
家に入る前に水を張った桶で足を洗うとタオルで拭いて用意した飲み物を飲んで水分補給をするといういつもの光景が広がった。
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曇天に笑う(プロフ) - 高校生さん» ありがとうございます！こんな無茶に応えていただきほんとに嬉しいです(*｀ω´)これからも更新楽しみにしています！ (2017年2月1日 23時) (
レス) id: cbd3a1b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - 曇天に笑うさん» ありがとうございます。ええ。大丈夫です 明日が丁度二日で好きな数字ですので書いて投稿してみますね。 (2017年2月1日 22時) (レス) id: 422479f97e (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - ももタ郎。さん» ありがとうございます。 (2017年2月1日 22時) (レス) id: 422479f97e (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う(プロフ) - とても面白かったです！更新楽しみにしています！出来ればなのですが、旅団の人達が迷子になった所を描いて欲しいです( ´-ω-)出来ればでいいのでお願いします！_:(´ω`」 ∠):_ (2017年2月1日 10時) (レス) id: cbd3a1b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ももタ郎。(プロフ) - 読みやすくて凄く面白かったです！これから、また新しいキャラが出て来るの楽しみですね(´ｰ｀)更新応援しています！ (2017年1月4日 11時) (レス) id: 76d1df2f9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高校生 | 作成日時：2016年8月28日 0時
