第六十九話 質の悪い商品 ページ23
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「硝子の破片？」
「うん。大型トラックの荷台に山済みだった」
食器を洗っている横で皿の水滴を拭きとってくれるマチの言葉を復唱すると、鏡の破片も入っていたの。とパクノダが付け足した。
詳しく話を聞いてみるとみんなで街へ遊びに行った際、町の中央に大型トラックが四台停止しており荷台には太陽光を反射して輝くものが山積みに。
ノブナガとウボォーギンが硝子と鏡の破片だと教えてくれたらしい。
硝子と鏡、ねぇ……。硝子ならもう一度熱して再利用することができるけど。
流星街の街に再利用の工場なんて物はないし硝子が解けるほどの強い火力が出せる場所もないだろう。
単純にゴミ山に新たなごみを捨てに来ただけなのかもしれない。
「破片なんて物が捨てられたら靴の無い者が怪我するじゃない……」
私と一緒に住んでいるマチ達は流星街の中では贅沢な暮らしをしている者に入っている。私たち以外にも贅沢な暮らしをしている者はいる。
贅沢な暮らしをしている者が流星街の仲間に支援物資を送ることは多々あることで、私自身も果物を配ったり怪我の治療を無償ですることは多い。
とはいっても、二週間に一度散歩しているときに出会った流星街の者達にするくらいだが。
流石に周囲の流星街の者全員に毎日治療して食事を用意する余裕はあまりない。
貯金が無いわけではないが、当初手に入れた金額よりはだいぶ減っているのであまり使いたくないのだ。
薬品代が馬鹿みたいに高額なのだ。まさか消毒液まであんな値段で売っているとは予想外だった。と少し離れた街の薬屋を思い出す。
あれでもかなり値切った方だ。店主が嫌そうな顔をしていたがまとめて買って値切った。
恐らく姿を覚えられているのであの店で買い物はもうできないだろう。値切らずに物を買う気はない。
薬品を掏ってもよかったのだが、本物は店の奥にしまってあるという窃盗対策をしているのでその考えはやめた。
まぁ、食品類にかかるお金はほとんどないので問題はないが。かかるとすれば調味料くらいで、この街の調味料を買うと安いのだが味がひどい。
粉類は湿気た倉庫にでも置いていたような臭いと黴臭さがあってもう少し離れた街の店で掏ってきた方が絶対に美味しい。
スパイス類は香りが抜けていて使えそうにないものが多い。
衣服の方は全員古着ではあるが服や靴の替えだって持っているし食事は今までの生活と違いすぎて体調を崩してはいけないので三食よりも二食になる場合が多い。
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曇天に笑う(プロフ) - 高校生さん» ありがとうございます！こんな無茶に応えていただきほんとに嬉しいです(*｀ω´)これからも更新楽しみにしています！ (2017年2月1日 23時) (
レス) id: cbd3a1b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - 曇天に笑うさん» ありがとうございます。ええ。大丈夫です 明日が丁度二日で好きな数字ですので書いて投稿してみますね。 (2017年2月1日 22時) (レス) id: 422479f97e (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - ももタ郎。さん» ありがとうございます。 (2017年2月1日 22時) (レス) id: 422479f97e (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う(プロフ) - とても面白かったです！更新楽しみにしています！出来ればなのですが、旅団の人達が迷子になった所を描いて欲しいです( ´-ω-)出来ればでいいのでお願いします！_:(´ω`」 ∠):_ (2017年2月1日 10時) (レス) id: cbd3a1b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ももタ郎。(プロフ) - 読みやすくて凄く面白かったです！これから、また新しいキャラが出て来るの楽しみですね(´ｰ｀)更新応援しています！ (2017年1月4日 11時) (レス) id: 76d1df2f9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高校生 | 作成日時：2016年8月28日 0時
