第六十四話 鬼ごっこ ページ18
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額から顎へと流れ落ちる汗を動機が激しくなり緊張感で握りしめた汗ばんだ手のひらの甲で拭う。
上がった息を深呼吸をすることで落ち着かせながら自身の気配を消そうと集中する。
近くを見れば同じように物陰に身を潜めて休憩するフィンの姿が見え、まだ残てたか。と呟くとフェイタンは"絶"を発動させる。
フィンクスもフェイタンと同じように"絶"で気配を立っておりこちらから向こうの居場所がわからなくなると別の場所へ身を潜めるために動き出す。
少しでも集中力が乱れれば念が解けてしまうほど自身の念は未熟なものだった。
しかし、未熟とは言えどもみんなの中ではクロロと同じくらい"絶"を持続させることはできて自身を未熟だ。と思うのはAと比較すると明らかに力の差があったからだ。
念について一通り名前と効果などを教えてもらい"絶"はなるべく早く習得した方がいい。ということで五日前くらいからこの修行をしている。
鬼ごっこに酷使したこのゲームは常にAが鬼で他の者が念で気配を消しながら逃げるというものだった。
初めてこのゲームをした際には皆ものの数分でAにつかまってしまい、いくら手を抜いていたとしてもここまで"絶"ができないと困る。と言われ個別に指導された。
「フィンも少しは絶ができる様になたか。」
皆、得意不得意がありそれは念にもあると言われたが小さい頃から鍛錬をすれば力がつけられるということで絶が苦手なフィンクス、ウボォーギン、ノブナガ、シャルナークはAから個人レッスンでみっちり鍛えられたと体験した四人から話を聞いた。
ちりん……。
鈴の音が鼓膜に響きびくりと身体が跳ね上がった。
音から逃げる様に物陰を探して小走りになりAから逃げるために"絶"をしたまま足を進めた。
どんっ、と鈍い音と柔らかく硬い何かに激突して尻餅をつくと身体を覆っていた念が薄くなるのを感じながらフェイタンと同じように激突して倒れたクロロに視線をやる。
「いてて……わるい、大丈夫だったか？ フェイ」
「っ……問題ないね。そちこそ怪我してないか？ クロロ」
互いに怪我がないことを確認すると立ち上がり再び薄くなってしまった念を集中して"絶"にして纏う。
周囲を見渡して状況を確認すれば離れた場所から声が聞こえた。
うわっ…！ ちょ、A走るの速ェ！！
「……フィンクスの声だね。あれは。」
「…きと、Aに見つかたよ。」
新しい脱落者が一名
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曇天に笑う(プロフ) - 高校生さん» ありがとうございます！こんな無茶に応えていただきほんとに嬉しいです(*｀ω´)これからも更新楽しみにしています！ (2017年2月1日 23時) (
レス) id: cbd3a1b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - 曇天に笑うさん» ありがとうございます。ええ。大丈夫です 明日が丁度二日で好きな数字ですので書いて投稿してみますね。 (2017年2月1日 22時) (レス) id: 422479f97e (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - ももタ郎。さん» ありがとうございます。 (2017年2月1日 22時) (レス) id: 422479f97e (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う(プロフ) - とても面白かったです！更新楽しみにしています！出来ればなのですが、旅団の人達が迷子になった所を描いて欲しいです( ´-ω-)出来ればでいいのでお願いします！_:(´ω`」 ∠):_ (2017年2月1日 10時) (レス) id: cbd3a1b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ももタ郎。(プロフ) - 読みやすくて凄く面白かったです！これから、また新しいキャラが出て来るの楽しみですね(´ｰ｀)更新応援しています！ (2017年1月4日 11時) (レス) id: 76d1df2f9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高校生 | 作成日時：2016年8月28日 0時
