第六十一話 精孔をこじ開ける ページ15
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本を全員が読むのに三日かかりしっかりと大まかな内容を理解しないと教えない。と言ったAの言葉が聞いたようで短気なメンバーも他の者に教えてもらいながら大体の内容は理解できていた。
まだすべてのページを読みを得たわけではないが基礎と注意事項が記されている本を大まかに理解しているようなのでそろそろ精孔をどうやって開くかの選択を聞いた方がいいだろう。
本にはこの説明も記されていて一応やり方と纏わせ方やリスクなども載っていたはずだ。
「精孔をゆっくり開くか、強引にこじ開けるか。……どっちがいい？」
「全員で一度話し合ったんだけど、強引にこじ開けてできるだけ早く念を習得したいんだ。危険な方法だってことはちゃんと本で読んだし、纏わせる方法もしっかりと読んだんだ。」
「……ん。OK、じゃあ今日は五人開いていくからまずはしっかりと本の内容を理解していたクロロがお手本ね。」
「よろしくお願いします。」
きちんと挨拶をするクロロの頭を撫でて緊張感で硬くなっている身体と表情を視線を合わせて解いてあげるとAが指示することなく背を向けて目を閉じている姿に基礎部分は頭に叩き込んだか。と口角が上がる。
まず精孔が開いたら何をするんだっけ？ と質問をすると四大行の纏でオーラを全身によどみなく纏わせる。とクロロから返答が返ってきて正解。と言いながら頭を撫でると深呼吸をしてオーラを調節する。
オーラを纏わせる方も大変なのだが、オーラを送り込んでこじ開ける方が結構大変なのである。多すぎれば相手に負担がかかり少なすぎれば中途半端に開いてしまう。
そっとクロロの背中に片手を当てるとどんっ、とオーラを送り込んだ。
クロロの全身からオーラが噴き出ると本人にもそれが見えるようになって目を瞠って驚いている様子に正面へと回って顔を上に向かせると驚きと不安感に瞳を揺らすクロロと目を合わせる。
「はい、落ち着いて。全身を流れる血液をイメージしなさい。足先から腕の指先に、頭に巡って反対の腕の指先を流れて足先へと流れるの。」
「…っ、…はい」
ほら。こんな風に。とオーラで人型を作り出すと色の違うオーラが人型の全身を巡っている様子をクロロに見せると目を閉じるように指示を出す。
汗が滝のように湧き出ているクロロは眉間に皺を寄せながらも全身から噴き出たオーラを徐々に纏わせていく。
完全にオーラを纏って脱力しきった様子に笑いながら流れ出る汗をタオルでふき取ってあげる。
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曇天に笑う(プロフ) - 高校生さん» ありがとうございます！こんな無茶に応えていただきほんとに嬉しいです(*｀ω´)これからも更新楽しみにしています！ (2017年2月1日 23時) (
レス) id: cbd3a1b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - 曇天に笑うさん» ありがとうございます。ええ。大丈夫です 明日が丁度二日で好きな数字ですので書いて投稿してみますね。 (2017年2月1日 22時) (レス) id: 422479f97e (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - ももタ郎。さん» ありがとうございます。 (2017年2月1日 22時) (レス) id: 422479f97e (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う(プロフ) - とても面白かったです！更新楽しみにしています！出来ればなのですが、旅団の人達が迷子になった所を描いて欲しいです( ´-ω-)出来ればでいいのでお願いします！_:(´ω`」 ∠):_ (2017年2月1日 10時) (レス) id: cbd3a1b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ももタ郎。(プロフ) - 読みやすくて凄く面白かったです！これから、また新しいキャラが出て来るの楽しみですね(´ｰ｀)更新応援しています！ (2017年1月4日 11時) (レス) id: 76d1df2f9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高校生 | 作成日時：2016年8月28日 0時
