第四十六話 ようこそ。 ページ48
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片付けが終わるころにはもう全員がお風呂から上がっており部屋でそれぞれ談話をして騒ぎ合っていた。
事前にテーブルに置いたお皿に盛ったフルーツも食べ終えたようで空のお皿とその周りで笑顔で話す皆の姿があった。
耳に凝をして会話を聞くのもいいがあの輪に入って加えてもらうこともいいかもしれないと一人思考をしていると、クロロがこちらへ寄って腕を引いてきた。
「A、来て。話があるんだ」
「ん？いったい何の話かな」
微笑みながらクロロに腕を引かれるまま輪の中へ入って行った。
正面に近い位置でクロロが座ったのでAも座るとこちらの目を見て何かを話そうとするクロロの口が開くのを待つ。
此方の目を見つめるクロロの僅かに目が揺れているような気がする。
「ノブナガとウボォーギンに仲間になってもらうんだ」
「うん。それで？」
「ここで一緒に暮らしたいんだけど、ダメかな……？」
どうやら、思った以上に私はクロロ達から受け入れられて、彼らの居場所に成れているらしい。
思わず口角が上がりそうになりクロロの不安そうな、いつもよりも揺らいでいる眼を落ち着かせるように笑いながら彼の頭を撫でた。
「ふふっ……大歓迎。家族が増えて、すごく嬉しい」
「やったぁっ！！」
私が言葉を放つとマチとパクが同時に声を上げ喜びを露にした。他の皆も嬉しそうに、安堵したような表情をしていてフェイタンはいつも以上に纏う雰囲気が柔らかくなっていた。
だが、一番喜んでいるのはノブナガとウボォーギンで隠すことなく嬉しさを出しており肩を組みながらそろって片腕を天井にあげて喜びの声を上げていた。
「ノブナガ、ウボォーギン。歓迎するわ！これからよろしくね？」
「おうっ！！」
「よろしく頼むぜっ！」
元気の良い返事を返されこちらも思わず笑顔になり二人の頭を撫でると慣れていないのか頬を赤く染めて笑い返してくれた。
赤くなった二人はフィンクスに絡まれて揶揄われているようだ。その光景を眺めながらすぐ近くに座ったままのクロロに視線を寄せた。
眉だけなら困ったように下がっているのだが、自分の胸中の感情が落ち着いていないだけかもしれない。微かだが頬が上気して、何より雰囲気が嬉しさを語っていた。
「……ありがとう。A」
「……どういたしまして」
賑やかな空間に溶けるように私たちの会話も終わり、夜中になっても新しい家族兼仲間が加わったことによる嬉しさで夜遅くまで騒いでいた。
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高校生(プロフ) - 皆様、現在日本に台風が接近していますが怪我の無いように気を付けてお過ごしください (2016年8月29日 7時) (
レス) id: ba05ed8226 (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - フィンクスloveさん» ありがとうございます (2016年7月7日 12時) (レス) id: ba05ed8226 (このIDを非表示/違反報告)
フィンクスlove - とても面白くて大好きです！！更新頑張ってください！！(*´ `*) (2016年6月29日 18時) (レス) id: 8375edd26c (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - シロさん» ありがとうございます (2016年6月22日 23時) (レス) id: ba05ed8226 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 更新頑張って下さい！楽しみに待ってます！ (2016年6月14日 20時) (レス) id: 6ce3e8c171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高校生 | 作成日時：2015年11月22日 22時
