第三十八話 昼食 ページ40
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数種類の念を同時に行いながら修行をしているとマチ達の方に動きが有り、念を纏わさせたまま様子を見る。
どうやら洗濯物を干しているようで、外に吊るした紐に衣類を干していた。
洗濯物を干しているという事はもうすぐお昼が近いという事で、修行に集中している間に大分時間が過ぎていた。
ふと、数時間前に出掛けた三人組を思い出した。基本的に朝と夜に食事をすることは絶対となっているが、お昼はそれぞれ夢中になって忘れることが多いので強制ではなかった。
しかし、東の地区まで走って行って戦闘と言う名のじゃれ合いをするとなれば空腹になると思うのだ。
私が皆と行動する前なら平気であったろうが、現在は朝昼晩と昼は強制ではなくとも皆で食べることが多いので昼食を食べないというのは心配である。
特にフェイタンが。
空腹になると不機嫌になることが多く口調が強くなってしまうのだ。私に対しては何故かそこまで酷くなかったような気がする。
フィンクスも少なからず不機嫌にはなるがまだ落ち着いている。クロロは退屈であると食事を優先することが多い。
「んー、お握りでも作って持って行こうかな。場所も見つけられそうね」
具材は何にしようか、と考えながら昼食を作る時間まで修行を続行する。
きりの良い所で修行を終了させマチ達のところへ戻って手足についた汚れを水で洗い流してから台所へ立ち昼食を作る。作ると言ってもお握りと中の具材を作るだけなのだが。
お昼に料理をする場合、煙が出ないように気を付けなければならない。朝や夜の場合多くの人は眠っているがお昼には起きていることが多い。
幸いにも此方には頼もしい者が多いが、現在は三人組が出かけているので残りのメンバーだけで男達を追い払うのはあまりしたくは無い。
なので、昼間には煙を立たせないように調理をするのである。特に今日はこの後私が留守にするので煙どころか匂いすらもなるべく立たないようにしている。
お握りを握り終えそれぞれお皿と容器に分け終わった時にフランクリンがお皿を持っていくのを手伝いに来てくれた。
「手伝ってくれてありがとね。少しの間留守にするからパクやマチの事よろしくね」
「あぁ、分かった」
お握りを二つほど食べ終わった後に容器と水筒を鞄に入れて持っていく。
容器も水稲もゴミ山を漁ればまだ使えそうな物が沢山出ていたものだ。拾う立場からするとまだ使えるのにもったいないことをするものだ。とよく思ってしまうのである。
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高校生(プロフ) - 皆様、現在日本に台風が接近していますが怪我の無いように気を付けてお過ごしください (2016年8月29日 7時) (
レス) id: ba05ed8226 (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - フィンクスloveさん» ありがとうございます (2016年7月7日 12時) (レス) id: ba05ed8226 (このIDを非表示/違反報告)
フィンクスlove - とても面白くて大好きです！！更新頑張ってください！！(*´ `*) (2016年6月29日 18時) (レス) id: 8375edd26c (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - シロさん» ありがとうございます (2016年6月22日 23時) (レス) id: ba05ed8226 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 更新頑張って下さい！楽しみに待ってます！ (2016年6月14日 20時) (レス) id: 6ce3e8c171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高校生 | 作成日時：2015年11月22日 22時
