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第三十一話 噂話 ページ33

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前から変だと思っていたのだ。

ゴミ焼が近いから避難してきた人間が街に集まっていると聞いたのに、問題のゴミ焼が何時まで経っても行われないのである。

クロロやマチに話を聞いてみたが、有力な情報は得られなかった。

何年かに数回行われるだけでいつ始まるのかなんて知らせが届くはずも無く噂だけが頼りなのである。


後は、長年の勘だそうだ。


ゴミ山がある程度まで高くなってくると決まってその年の梅雨にゴミ焼が行われるのである。

だが、今年はいつもであればとっくにゴミ焼が終わっている時期だというのにもかかわらずまだゴミ焼が行われないのである。そのことに対しては皆不思議に思っていた。

そんな中で、Aの耳に噂が届きこれが事実であれば大変な事になると思考し事実かどうか確かめに歩き回っているのである。

出来れば、事実であってほしくは無かった。

だが、裏商売の店主が店を片付けており話を聞き出すと知り合いから実験の話を知らされ店をたたむことが分かった。

その店主を使い詳しい情報を調べ上げると嘘ではなく事実であることが判明した。使える情報は徹底的に記憶し、店主にチップを払い店を出た。


これで一つ目の噂が事実であることが判明した。


二つ目の噂であるが、これも事実であると予想する。ただ、どれほどの地区を潰すのかは分かってはいない。

今回ゴミ焼が遅れているのは実験準備のためであり、実験準備が出来次第ゴミ焼が始まりその時に地区をいくつか潰すのであろう。

原作では幼少期の話は滅多に出てこないが、流石に兵器の使用は無いであろうと思う。まず、そんな兵器を使ってしまえば流星街の多くの人間は助からないであろう。

この兵器実験については自身がトリップした影響が出ている可能性が高いので、どうにか防ぐ方法はないのかと必死に探すのである。

現在考えているとすれば、交渉もしくはお金で解決するということである。

幸いにもお金の心配は流星街で物を拾い続ける限り無いのであった。

問題は、この二つのどちらも受け付けない場合があった時なのである。

話し合いも、お金で解決も無理なのであれば最悪処分するしか方法は無くなってくるのだろう。


Aはどちらの世界でもまだ人間を消してしまった経験は無いのであった。


気になる噂を確かめ終わり、ついでに他の噂も何か仕入れようかと行動し何種類かの噂話が手に入った。



急ぐ内容の物は無かったが、これから、とても忙しくなる予感がした。

第三十二話 情報→←第三十話 お留守番



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高校生(プロフ) - 皆様、現在日本に台風が接近していますが怪我の無いように気を付けてお過ごしください (2016年8月29日 7時) (レス) id: ba05ed8226 (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - フィンクスloveさん» ありがとうございます (2016年7月7日 12時) (レス) id: ba05ed8226 (このIDを非表示/違反報告)
フィンクスlove - とても面白くて大好きです!!更新頑張ってください!!(*´ `*) (2016年6月29日 18時) (レス) id: 8375edd26c (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - シロさん» ありがとうございます (2016年6月22日 23時) (レス) id: ba05ed8226 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 更新頑張って下さい!楽しみに待ってます! (2016年6月14日 20時) (レス) id: 6ce3e8c171 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高校生 | 作成日時:2015年11月22日 22時

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